熊本市現代美術館では、画家、キャラクターデザイナー、イラストレーターとして国際的に活躍する天野喜孝の展覧会を開催します。今まで、メディア各分野における展示は行われてきましたが、本展は、初期から最新作までをまとめたもので、この類まれな創造性をもったアーティストの全体像を示すものです。 天野喜孝は、舞台美術や衣装デザインも手がける多彩な才能をもち、豊かな想像力と創造力を兼ね備え、時代とともに躍動し続けてきました。その幻想的で妖艶でもある作品は、ダイナミックであると同時に限りなく繊細であり、その表現は卓抜な技法に基づいています。 約1500平米を使った本展は、天野喜孝の色鮮やかな原画小品から10メートルに及ぶ大作絵画まで、そして彼がデザインしたフィギュアやアニメ映像を含めた圧倒的な作品点数で紹介する一大回顧展となります。様々なメディアを通して高い知名度を確立している天野喜孝にとって、これは日本の公立美術館における最初の本格的個展となります。
作品紹介
DEVALOKA 1 2012
「ファイナルファンタジーⅤ」デザイン原画castle in the sky 1992 ©1992, Square Co., Ltd.
マドンナⅠ 1996
魔天 1984
ヴァンパイアハンターD/夢なりしD 1986
ウェイト 1990
やさいのようせいN.Y.SALAD画像提供 : 加賀電子㈱、㈱デジタル・メディア・ラボ
all of ©YOSHITAKA AMANO
天野喜孝 プロフィール
1952年静岡市出身。画家、キャラクターデザイナー、イラストレーター、装幀家 1967年アニメーション制作会社タツノコプロダクションに入社、「タイムボカン」などのキャラクターデザインを手掛ける。1982年独立、イラストレーターとしてデビュー。198X年天野喜孝に改名。1987年「ファイナルファンタジー」キャラクターデザインを担当。同時期に「ヴァンパイアハンターD」挿画、「グイン・サーガ」挿画などを手掛ける。1995年頃からパリ、ニューヨークで制作。 1997年大規模個展「THINK LIKE AMANO」をニューヨークで開催(翌年上野の森美術館で開催)。近年は、欧米アジア各国で数多くの展覧会を開催。2013年個展「TOKYO SYNC」をミヅマアートギャラリーで開催。
* 天野喜孝アーティストトークについて お知らせ *
皆様にはたくさんのご応募をいただき、まことにありがとうございました。 8月31日をもちまして、観覧申込みは締め切りました。
ただし、若干のスペースの確保が出来ましたため、アーティストトーク当日、ホームギャラリーでの立見(会場後方)での観覧を可能としました。 (椅子席は満席です、空きはございません)
当日の立見スペースの整理券は特に配布いたしません。ご自由にご観覧ください。 みなさまのご来場をお待ちしております。