ジブリの立体建造物展

ジブリの立体建造物展
部分を見れば、全体が見える。


ジブリの立体建造物展 熊本
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展覧会関連イベント

 展覧会情報

展覧会期:
2016年10月8日(土)
~2017年1月9日(月・祝)

休館日:
火曜日及び年末年始〔12月31日(土)、1月1日(日)〕ただし1月3日(火)は開館
開館時間:
10:00~20:00
(展覧会入場は19:30まで)
会場:
熊本市現代美術館
アクセスはこちら
*当館は利便性の良い中心地にあります。公共交通機関のご利用にご協力ください。
観覧料:
一般 :
1,300(1,100)円
シニア(65歳以上) :
1,000(800)円
学生(高校生以上) :
800(600)円
*( )は前売料金

【団体(20名以上)料金】

一般 :
1,000円
シニア(65歳以上) :
700円
学生(高校生以上) :
500円
*各種障害者手帳(身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者福祉手帳、被爆者健康手帳等)、電車・バス1日乗車券、JAF会員証、緑のじゅうたんサポーター証、美術館友の会証をご提示の方にも適用
*各種障害者手帳をお持ちの方の付き添いの方一名にも適用

【チケット購入】

熊本市現代美術館
熊日プレイガイド
JR九州 駅みどりの窓口
チケットぴあ : Pコード767-778
(セブン-イレブン、サークルK・サンクス)
ローソンチケット : Lコード84533
(ローソン、ミニストップ)
イープラス
(ファミリーマート)
セブンチケット
(セブン-イレブン)
熊日プレイガイド
蔦屋書店 熊本三年坂
長崎書店
アニメイト熊本
熊本県庁 売店
熊本市役所 地下売店
熊本大学 生協売店
熊本学園大学 生協売店
崇城大学 Yショップビックス
丸善熊本県立大学 売店
*一部前売券のみ *前売券は10月7日まで販売
*中学生以下は無料

主催:
熊本市現代美術館[熊本市・公益財団法人熊本市美術文化振興財団]、KKTくまもと県民テレビ、熊本日日新聞社
企画制作協力:
スタジオジブリ、三鷹の森ジブリ美術館
協力:
(公財)竹中大工道具館
特別協賛:
三井ホーム株式会社
協賛:
株式会社熊本銀行、株式会社ケイワード九州、東京エレクトロン九州株式会社、原田木材株式会社
展示協賛:
ライトアンドリヒト株式会社、ア・ファクトリー
後援:
熊本県、熊本県教育委員会、熊本市教育委員会、熊本県市町村教育委員会連絡協議会、熊本県私立幼稚園連合会、熊本県保育協議会、熊本県保育協会、熊本市保育園連盟、熊本県文化協会、熊本県美術家連盟、熊本県観光連盟、熊本国際観光コンベンション協会、九州旅客鉄道株式会社、NHK熊本放送局、FBS、NIB、KYT、J:COM熊本、エフエム熊本、FM791
お問い合わせ:
熊本市現代美術館
〒860-0845
熊本市中央区上通町2-3
びぷれす熊日会館3階
TEL:096-278-7500
FAX:096-359-7892
http://www.camk.or.jp
 
English page「Studio Ghibli: Architecture in Animation」

 スタジオジブリは1985年の創立以来、多くのアニメーション作品を発表してきました。作品中にはドラマが起こる舞台として、沢山の「建造物」が登場します。本展覧会では出発点となった「風の谷のナウシカ」から、「思い出のマーニー」まで、作品に登場する建造物の、背景画や美術ボード、美術設定といった制作資料を公開。代表的な建造物を立体で表現し、その設計の源に触れます。
一般に、建物の持っている魅力とは何でしょうか。その一つは建物と人との接点にあります。人が住む建物は、人の暮らしに欠かせないものです。しかし近年に見られる建物は本来の魅力から離れ、人と建物に大きな距離があるように感じられます。それは私たちが、一番近くにいるのに見落としているものの一つであり、ふと気づくと忘れてしまいそうなものです。
一方、スタジオジブリがアニメーションという架空の世界の中で創造してきた、数多くの建造物たち。「油屋」を始め、「カルチェラタン」、「ハウルの動く城」、「万福寺」、「グーチョキパン店」、「草壁家」、「ラピュタ城」等々、毎作、その作品を特徴づける個性的な建造物がいくつもデザインされてきました。それらの魅力はアニメーションの世界だけに留まるものではなく、どれも印象的で、どこかに実在していそうな存在感のあるものばかりです。
映画というもの、とくにアニメーション映画は画面に映るすべての世界を描き出さなくてはなりません。しかし見方を換えれば、理想を映し出せる装置と言えます。この中で空想された建造物。しかし、ただの「空想」とは違います。現実の世界を注意深く観察した上で、登場人物の生活、時代などの想定、検証を十二分に経てデザインされたものであり、何より登場人物との関係性が建物としての魅力を高めています。
それは私たちが生きる、現実世界でも同じことです。あらゆる文化、あらゆる環境に合わせて建つ建物の中で、あらゆる人が生活をしています。
本展覧会に展示される作品を入り口とし、人と密接な関係を持つ、建物の魅力が伝われば幸いです。

主な出品作品

千と千尋の神隠し
© 2001 Studio Ghibli・NDDTM

油屋 模型(千と千尋の神隠し)

草壁家 イメージボード(となりのトトロ)
© 1988 Studio Ghibli

草壁家 模型(となりのトトロ)

崖の上のポニョ
© 2008 Studio Ghibli・NDHDMT

宗介の家 模型
(崖の上のポニョ)

熊本展特別コンテンツ

山鹿灯籠によるラピュタ城制作
熊本での本展開催を記念した特別展示として、熊本の伝統工芸「山鹿灯籠」とスタジオジブリのコラボレーションが実現しました。若き山鹿灯籠制作者・中村潤弥さんが、スタジオジブリによる監修のもと、山鹿灯籠の技術で「天空の城ラピュタ」のオープニングシーンに登場するラピュタ城の制作をしました。このラピュタ城は、美術館エントランスゾーンで関連資料とともに展示されています。
鈴木敏夫プロデューサーからのメッセージ
4月の熊本地震発生後、スタジオジブリから、地震に見舞われた熊本を中心とする被災された皆さんのために何かできることがあれば協力したい、と連絡がありました。
当館として、現在の熊本の状況を見つめ、被災した人々の心に少しでも光が射すような何かができればと考えを巡らせました。相談を重ねた結果、鈴木敏夫プロデューサーから熊本へスタジオジブリらしい直筆のメッセージを届けよう、という話になりました。熊本の人々が前を向いて一歩を踏み出せるようにと、鈴木プロデューサーが選んだのは、「千と千尋の神隠し」のキャッチコピーであるこの言葉でした。オリジナルは会場内に展示しています。
瑞鷹 純米酒 熊本城「ジブリの立体建造物展」限定ラベル
4月の熊本地震により建物に大きな被害を受けている熊本の酒蔵、瑞鷹(ずいよう)。本展を機に、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「熊本城」と「瑞鷹」の文字を書き下ろして下さり、瑞鷹は限定ラベルを作成。このお酒を会期中、会場内のジブリショップで限定販売しています。なお、売上げの一部は、熊本城災害復興支援金に寄付されます。(内容量300ml税込600円 販売元:瑞鷹株式会社)
*20歳以上の年齢であることを確認できない場合には酒類を販売しません。
展覧会関連イベント
ジブリスペシャルレクチャー
【終了】スタジオジブリの取締役によるレクチャー
「スタジオジブリの特徴とその作品について」
■日時 10月8日(土)11:00~12:00
■講師 野中晋輔(スタジオジブリ制作業務部取締役部長)
■会場 アートロフト
■定員 90名(要事前申し込み)
■入場料 無料(要展覧会チケット)
【終了】本展企画者によるレクチャー
本展企画者が企画意図や出展作品について語ります。
■日時 10月8日(土)17:00~18:30
■講師 青木貴之(スタジオジブリ イベント事業室プロデューサー)
■会場 ホームギャラリー
■入場料 無料(要展覧会チケット)
【終了】スタジオジブリ作品の美術監督によるプレミアムナイトツアー
多数のジブリ作品の美術監督を担当した作り手の立場から、ジブリ映画および出展作品について語るナイトツアー。レクチャー+会場内ツアーの形で開催します。
■日時 10月21日(金)19:30~21:00
10月22日(土)19:30~21:00
■講師 武重洋二(美術監督)
■定員 各回30名(要事前申し込み)
両日とも定員に達しましたので、申し込みを締め切らせていただきました。
■集合場所 ホームギャラリー
■入場料 無料(要展覧会チケット)
【終了】スタジオジブリ作品の撮影担当者によるレクチャー
ジブリの撮影担当者が作り手の立場からジブリ映画および出展作品について語ります。
■日時 10月29日(土)17:00~18:30
■講師 藪田順二(スタジオジブリ 撮影)
■会場 ホームギャラリー
■入場料 無料(要展覧会チケット)
お申込み先: 熊本市現代美術館 096-278-7500

熊本の建物のこれから
講演会「熊本城のこれから」
地震によって大きな被害を受けた熊本城。市の担当者がその現状や修復計画について語ります。
■日時 11月13日(日)14:00~15:30
■講師 網田龍生(熊本城調査研究センター)
■会場 ホームギャラリー
■入場料 無料
講演会「城下町のこれから」
新町・古町町屋研究会のメンバーが、町屋の建物としての魅力をご紹介。合わせて地震後の新町・古町地区の町屋保存の取り組みについて語ります。
■日時 11月27日(日)14:00~15:30
■講師 宮本茂史(新町・古町町屋研究会代表)ほか
■会場 ホームギャラリー
■入場料 無料
妄想会議~建物スペシャル~
自由な発想で熊本の未来をディスカッションする「妄想会議」。今回は地震の被害も踏まえて、熊本の建物のこれからを考えます。
■日時 12月4日(日)14:00~16:30
■パネラー 田中尚人(熊本大学政策創造研究教育センター)ほか
■特別ゲスト 藤森照信(東京都江戸東京博物館館長・本展監修者)
青木貴之(スタジオジブリ イベント事業室プロデューサー)
■会場 ホームギャラリー
■入場料 無料

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