イベントレポート

文化講演会とパネル・ディスカッション「松本喜三郎と生人形をめぐって」

2002/02/14

No:1020
熊本市現代美術館プレイベント第8弾。 
 熊本市現代美術館は、熊本出身の生人形師松本喜三郎と生人形(いきにんぎょう)の展覧会を計画し、現在調査を進めています。
 第一部では、小林淳一さん(東京都江戸東京博物館学芸員)が、海外に渡った生人形の背景について基調講演を行いました。講演の来場者からは、生人形の世界各地への広がりと意味を知り、関心がさらに高まったとの感想が寄せられました。
 第二部のパネルディスカッションでは、島田真祐さん(島田美術館館長)、高浜州賀子さん(熊本県立美術館美術専門員)、田中幸人(熊本市現代美術館館長)が加わり、松本喜三郎が生きた時代の文化的背景、作品修復により明らかになった松本喜三郎の独創性、また熊本市現代美術館が進めている調査の報告について、意見が交わされ、今後の指針となりました。
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