肥後っ子美術新聞びいなす・森村泰昌号
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森村泰昌×日比野克彦「美の教室はどこにある」
![]() それぞれ、緑茶商と新聞販売店の息子さんである森村さんと日比野さんの作品に、家業の性格が反映されているという発見は、とても興味深いものでした。 ![]() |
CAMKレクチャーカレッジ「森村泰昌と三島由紀夫」
当館館長の南嶌宏が、「森村泰昌と三島由紀夫」というテーマのもと、出品作品《なにものかへのレクイエム》(当館所蔵)を軸としてレクチャーを行いました。
福島次郎生没の地でもあり、三島由紀夫有縁の地である熊本で、三島をテーマにした作品を出品する展覧会を開催できた喜び、1991年に自らのなかに直感的に感じていた森村と三島の繋がりについて、三島由紀夫と東大全共闘との討論集にみられる三島の発言にある、三島自身の肉体と精神の関係性への葛藤に対する答えのようにも感じられる森村泰昌の芸術表現についてなど、さまざまな側面より、森村泰昌の芸術を考えるためのキーワード三島由紀夫について考察しました。 |
講演会「森村泰昌−17歳のための美の教室」
![]() 森村さんご自身が17歳の時、文学そして芸術にめざめられたというエピソード、登校拒否気味の高校の先生時代のお話からはじまり、「美のトライアスロン」(みる・しる・なる)、モナリザは眉毛全剃りでも美人であったという発見や、高校時代に「詩とメルヘン」に入選した自作のSF物語の朗読など、楽しく、笑いにあふれつつも非常に哲学的なおもむきに満ちた講演会でした。 |
森村泰昌 美の教室、静聴せよ展 オープニング
森村泰昌 美の教室、静聴せよ展の開会式が行われました。
美の教室、というタイトルのもと、展覧会場入口には小学校の教室がつくられ、モリムラ先生のお話を聞く、というところから始まる展覧会ですが、その教室の机と椅子(実際に小学校で使われていたものです)に腰掛け、しばしゆっくりとすごされる方の姿も多くみられました。 本展は、森村泰昌さんご自身のギャラリーツアー用音声が録音されたMP3を無料で貸し出しております。ぜひ会場内でモリムラ先生の授業をお楽しみ下さい。 |

