昨年度の熊本地震を受け、熊本市現代美術館も一時閉館を余儀なくされましたが、地震後間もない頃から多くの皆さまにお問い合わせや励ましの声をいただき、発災から約1ヶ月後には開館し、最終的に通常の年の2倍近いお客さまにおいでいただきました。

災害後、早い時期から文化芸術に心の拠り所を求める人々が多いことに、正直、戸惑いながら、被災者の皆さんの「心の避難所」を念頭に活動を続けてきましたが、災害時におけるひとときの心の安寧が、前向きな気持ちに繋がっていくことも目の当たりにしました。

遅くなりましたが、多くの皆さまからの励ましの声とご来館に感謝し、この度、熊本市の災害復興支援金の寄附をしました。今後、熊本県等への寄附も予定しております。
被災者の皆さまは、表面上は元気でも、まだまだ復興への道のりは遠く、険しいものだと思います。
被災地、被災者の皆さまの一日も早い復興を心から祈念しています。





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本日、詩の朗読会が開催されました。テーマは「希望」。
希望を「光」「朝日」などに例えた作品がありました。また、イメージが対になる「暗い」「絶望」といった言葉が一緒に読まれ、詩の中の暗さ明るさが際立って表現されていました。

今回は、10名の方が詩作を発表して下さいました。
その中で、詩人・海達公子さんの詩を読まれた方がいらっしゃいました。「その絵が消えたら何かこう」という言葉が繰り返されたもので、
情景を思い浮かべるうちに、日々はそういったことの繰り返しかもしれないと思ったり、消える前のものの大切さを感じたり、詩の中の世界と日常がつながっていく気持ちになりました。
自作の詩では、「起こりん坊の鬼」「くすぐったら笑った」という短い言葉を使って、パッと明るくなるような詩がありました。


次回の詩の朗読会は、2月22日(第4木曜)、18時〜です。
テーマは、熊本城×特撮美術展に関連して、「築く」です。
ご来場お待ちしております。

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