街なか子育て広場の2月のワークショップは、現代美術家の今田淳子さんによる「親子でアート体験」です!今回のワークショップは、土に親しむ内容となっていました。


様々な土の様子をスライドで紹介するところからワークショップは始まりました。


その後カチカチに固まった粘土が参加者に配られ、親子で棒状の粘土をポキッと折ったり、板状の粘土をパキッと割ったり、固まった粘土を麺棒で砕いたり、サラサラの粉を触ってみたり、水を加えて泥にして、変化する音や感触を楽しんでもらいました。


最後には、どろっとした粘土に卵黄とお酢を加えてテンペラ絵の具を作り、お絵描きも楽しみました。卵黄を加えることで、泥が紙に固着剤となって長く保存できるようになります。お酢には腐食剤の役割があるそうです。


また、粘土といっても採取場所によってさまざまな色があるそうで、今回は4種類の陶土が用意されていました。まるでファンデーションのような、自然で素朴な美しい色味でした。


1時間のワークショップでしたが、様々に変化する土に、お子さんは最後まで興味をもって参加してくれました。中には全身真っ黒になって土との出会いを楽しんでいるお子さんも見られました。


またワークショップでは、土と触れ合うだけでなく土に関連した海外アーティストの作品や技法も紹介され、大人も知的好奇心をくすぐられる内容のワークショップでした。


「場所によって土の色が違うので、旅行や山登りしたついでに土も採取しておいて、その土で作った絵の具で旅の思い出を描くのもいいですね」とのことです。土遊びはご自宅でも簡単にできる遊びなので、皆さんもぜひトライしてみて下さいね!


| 街なか子育てひろば | 11:00 AM | comments (x) | trackback (x) |