「魔法の美術館」展の関連イベントとして、ワークショップ:ケータイ・スパイ・大作戦を行いました。
 山口情報芸術センターエデュケーターの会田大也さんを講師として迎え、NTTドコモの協力のもと、スマートフォンのカメラ機能を使い鬼ごっこをし、そのルール作りを行うワークショップです。今回は小学校4年生からを対象とし、小・中・大学生、お父さん、お母さんまで幅広い世代の方が集まりました。初めに自己紹介で、好きな遊びを発表。遊びとルールの関係から、“ルールのある自由”について考えることから始まりました!
 1R目。鬼ごっこの基本ルールは、カメラで相手を撮影をしたものをメールでパソコンに送ります。遊び会場は、段ボールの壁が設置され迷路のようになったホームギャラリー。時間は5分間、カメラで撮りメールを送るという、単純に見える作業でも、鬼ごっこ中になると、手間になり難しいものでした。1R終了後、パソコンの部屋に戻り、送られた画像を見ながら《ルールディスカッション》の場を設けて、みんなが平等に楽しく遊べるルールを考えていきました。話し合いのポイントを決め、チーム制を提案したり、画像の内容(カメラ目線有りか無しかなど)でポイントを何点付けるかを決めたりと、1回目の遊びから沢山のルールが発案され、一気に盛り上がりました☆
 その後、2チーム制で対戦した2R目、個人戦で総合優勝をかけた3R目と、計3回の鬼ごっことルールディスカッションを行いました。

 最も身近な“ケータイ”というメディアを使い、マナーとルールについて考え体験する、まさに夏休みにぴったりの楽しく学べるイベントでした。ワークショップを終えた後にも、「今度はこういう風にしたらもっと楽しくなる」などといった声が飛び交い、ルールがあるからより楽しく集中して遊ぶことができるのだと実感しました。

| 魔法の美術館 | 10:00 AM | comments (x) | trackback (x) |