|
ジュン・グエン=ハツシバ 映像作品 特別上映
今日は、「Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術」の出品作家、ジュン・グエン=ハツシバ氏が2002年に熊本で滞在制作した映像作品を上映しました。
作品のタイトルは、《Memorial Project Minamata: Neither Either nor Neither - A Love Story》。2002年の6月と8月に作家が熊本で制作したもので、水俣と牛深の海で撮影されたものです。 ![]() ハツシバ氏の作品は、個人のアイデンティティや、人々が暮らす「場所」そのものがテーマとなっています。 この作品では、水俣の歴史、記憶、そこに暮らす人々の営みが抒情性豊かにとらえられています。海の底でもがく人々は、歴史の表舞台には上がってこないかもしれません。でも海底で必死に泳ぎ、皆と一緒に力を合わせて前進しようとしています。蚊帳の外で眠る女性は、当事者でありながら、その外でじっとしなければならない人々の姿にも重なります。 一方、展覧会では、作家が各地を走る姿がモニター6台によって映し出されています。この作家の移動はGPSで記録されていきます。各地を越境するかのように移動し続ける姿は、難民の存在を連想させますが、その一方で、様々なしがらみから解き放たれた自由な身のようにも感じます。 「海」そして「陸」と場所設定は違いますが、どちらも人々のアイデンティティと場所性を問う興味深い作品なので、両方を見比べるてみるのも面白いと思います。 次回の上映は11月23日(土)です
| Welcome to the Jungle展 | 09:45 PM | comments (x) | trackback (x) |
|

