「創造都市ネットワーク日本」への熊本市の加盟を記念して、同市の芸術文化会議委員の皆さんによるトークセッション「アートの力で熊本のまちを変える」が開催されました。

第一部の事例発表では、ニッセイ基礎研究所理事の吉本光宏委員による「創造都市には勇気が必要」、NPO法人BEPPU PROJECT代表理事の山出淳也委員による「アートを活かした街づくり BEPPU PROJECTの活動」、肥後の里山ギャラリー副館長の小堀俊夫委員による「肥後銀行のメセナ活動」が報告されました。


第二部では、STREET Art-plexKUMAMOTO実行委員長の葉山耕司委員のコーディネートで、植田義浩委員(ギャラリー稲童代表)、桜井武委員(当館館長)、中川ケイ子委員(河内女性の会会長)も加わり、トークセッションが行われました。


それぞれの事例報告の感想に加えて、「熊本は豊かである。しかし皆がそれに満足していることが危機」「創造都市というキーワードで磨いていくことが重要」「何より人づくりが大事。一人一人が活性化することでまちが豊かになる」「都市と田舎をいっぺんに体験できる熊本の面白さにまず自分たちが気づくべき」「問題提起をするアートと、課題解決をするデザインをうまく使いこなす」「若い人たちが不満足に感じていること、それがエネルギーになる」など、様々な意見が出され、活気ある議論が交わされました。

| その他 | 07:18 PM | comments (x) | trackback (x) |