CAMKアートプログラム「フリーカップを作ろう」
塚原仮設団地で陶芸ワークショップを行いました。今回はフリーカップづくり。
仮設団地にある公民館に集まって、小学生から、ご年配の方まで、ご参加いただきました。 参加したご近所さん同士がほぼ親戚のような親密さで、互いに教えあったり、ちょっと飽きてしまっても励ましあったり、と和やかなムードでワークショップは進みました。 まずは先生が制作の流れを実演。粘土を指で押す力で巧みにろくろを回しながら、「口が広がりすぎるとお皿になってしまうから気をつけて」など、ポイントを伝えます。あっという間に成形が終わり、取っ手や飾りの付け方についても丁寧に説明がありました。ご参加のみなさんも興味津々の様子です。 さっそく、それぞれに成形を始めます。用意された粘土の塊は大きいものと小さいものの2つ。大きな粘土の塊をろくろにのせて、軽くたたいて固定したら、中央に親指でくぼみを作っていきます。高さや厚み、口の広さなど調整しながら、思い思いに成形していきます。小さな塊は、半分を細長くぐるりと口の部分に回し高さを出したり、もう半分で取っ手をつけるなど、飾りとして使いました。なかには、口が広がり過ぎてしまったり、途中で乾燥してしまったりすることもありましたが、先生の助けも借りながら、理想の形に近づけていました。 形が決まったら、模様を描いたり、スタンプを押したり、名前を刻んだりと、それぞれに工夫をこらします。なかには、試行錯誤を重ねるうちに時間を忘れてしまう方も。最後には、オリジナリティーにあふれたカップができあがりました! この後、成形した粘土は、乾燥、素焼き、本焼き、といった工程を経て1か月後に完成します。その頃には引っ越しをしてるけど、また来ます!とお話しされる方もいました。出来上がりが楽しみですね! |
CAMKアートプログラム「土で表現しよう」
熊本聾学校で中学部2年生と高等部1年生の方とともにアートプログラムを行いました。
今回は現代美術家、今田淳子さんによる「土で表現しよう」。まずは今田さんがランドアートの作品を紹介。生きている大地と現代美術の表現について、様々な作品のスライドを見ていきます。 次に、なぜ土はそのような表現が可能なのか、土の性質について学びます。土は乾いていると割れ、柔らかいと千切れることや、乾いた状態に水を加えるとクリーム状になることなど、土の素材としての多様な魅力がを、今田さんが実演とともに紹介。 そしていよいよ、生徒のみなさんも実際に土を触ってみます。 用意されているのは、黒、オレンジ、ピンク、白、黄、青の全部で6種類。今田さんはアンモナイトの型や紐を巻き付けた棒、レースなど、お手製ツールもたくさん持参してくれました。 みんなあれこれ実験を繰り返しているうちに、様々な型を何度も重ねてみることで重層的な表現を生み出している作品や、金太郎飴のように複数の色を埋め込んだものなど、気に入った表現が各々生まれました。 時間はあっという間に過ぎ、ほとんどの生徒が2個以上の作品をつくりあげました。 できあがった作品は、夏の間に先生と今田さんとで焼いて、釉薬をかけます。どのように土が変化しているのか仕上がりが楽しみです! 次回は、焼きあがった自分の作品を見たり触ったりしながら、インスタレーションのように配置してみる予定です。 |
CAMKアートプログラム「フリーカップをつくろう」
CAMKアートプログラムの一環で、就労移行支援事業所の「アス・トライ」に通われている方々が、陶芸ワークショップに参加してくださいました。
講師は陶芸家の田口和代先生です。 今回は「玉づくり」という技法でフリーカップを作ります。 はじめに先生が実演され、それからみなさんに粘土で成形してもらいました。 掌サイズほどの丸い粘土の中心に、穴をあけるように親指を入れていきます。物怖じすることなく指で粘土を広げていくみなさん。 粘土は乾燥させて焼くと一回り小さくなるので、イメージより少し大きめに作ることがポイントです。高さの足りない分は「紐づくり」で補います。紐づくりのラインをデザインとして生かしてもOK。 成形が出来たら、スタンプで模様付けを行います。文字スタンプを組み合わせて自分の名前も入れてもらいました。 個性的なカップがあっという間にできました。取っ手をつけて、マグカップやスープカップも。なかには余った粘土で、ユニークなお箸置きを作った方もいました! 今日のワークショップは粘土成形までですが、このあと美術館でゆっくり乾かし、焼成と釉薬掛けをして完成します。焼き上がりが楽しみですね。 【参加人数:8人】 |
CAMKアートプログラム「親子で虹色大作戦」
熊本市立麻生田小学校で小学6年生と保護者の方とともにワークショップを行いました。
今回のワークショップはアーティスト、レインボー岡山さんによる「親子で虹色大作戦」。事前にどんな虹をつくりたいか描いてもらい、そのアイディアからレインボー岡山さんがピックアップして考えた今回のプランを説明。体育館の空中には既に前日の準備で保護者の方とともに取り付けたスズランテープがレインボーに輝いています。 まずは虹色7色のチームに分かれ、床に描かれた魚を画用紙でレインボーにしていきます。そして上から垂らされたスズランテープを魚の輪郭に沿って引っ張り、そこに風船を膨らまして取り付けます。みんな張り切って膨らますせいか、パンパン割れてしまいます。 最後にエッグライトを魚の輪郭に置き、みんなでステージに上がります。 カウントダウンをして電気を落とすと……夜のレインボー!そして徐々に光が差し込んで昼のレインボーに。どちらもとてもきれいなで光景でした。 ワークショップは大成功!レインボー岡山さんとハイタッチして楽しく終了しました。 |
CAMKアートプログラム「光る水族館をつくろう」@城北小
城北小2年生のPTAのみなさんからの呼びかけで「光る水族館をつくろう」を実施しました。
3クラスそれぞれの教室で、PTAのお母さん方と先生から「水族館をつくりましょう」と呼びかけがあると、子どもたちは、魚、サメ、亀、クラゲ、ヒトデなど、様々なカラフルな海の生き物たちを描いていきます。描きあがったら、自分の絵を持って理科室へ移動です。 絵を台の上に並べ、美術館スタッフからあいさつが終わると、みんなでカウントダウン。明かりが消えると、「わー!!」っと大きな歓声があがります。真っ暗な部屋にみんなが描いた魚たちが光って浮かび上がりました。自分の絵のところに駆け寄って、「きれーい」と大興奮! みんなのテンションが最高潮に達するころ、明かりをつけて美術館スタッフから、ちょっと裏話。今回使ったふつうの絵の具と違う「蛍光絵の具」とブラックライトの話。身近にも光るものがあるよ、と伝えると「シャツの襟も光ってた!」と思い出して驚いていました。最後には、お母さん方からの小さなブラックライトのプレゼントに大喜びでした。 お家でも楽しんでほしいです。 |