第148回 詩の朗読会
今月のテーマは「アルバム」。
6名の方にご参加いただきました。今回は記憶や思い出にまつわる気持ちを含む詩が多く読まれました。 「蒐集」という字の中には「鬼」という字が潜んでいる、ことから発想した詩や、母が処分してほしいと言っていたアルバムを探す、という複雑な思いを歌った詩もありました。 また、アルバムの中から見つけた歌詞カードから、若い日のカフェでのデュエットのときのことを思い出した詩も印象的でした。夫婦になった今とは違う二人に照れている様子が目に浮かぶようでした。 アルバムから、蒐集・記憶・思い出など多彩な発想が広まり、後半は自由なテーマで発表し会を閉じました。 |
第148回 詩の朗読会
今月のテーマは「アルバム」。
6名の方にご参加いただきました。今回は記憶や思い出にまつわる気持ちを含む詩が多く読まれました。 「蒐集」という字の中には「鬼」という字が潜んでいる、ことから発想した詩や、母が処分してほしいと言っていたアルバムを探す、という複雑な思いを歌った詩もありました。 また、アルバムの中から見つけた歌詞カードから、若い日のカフェでのデュエットのときのことを思い出した詩も印象的でした。夫婦になった今とは違う二人に照れている様子が目に浮かぶようでした。 アルバムから、蒐集・記憶・思い出など多彩な発想が広まり、後半は自由なテーマで発表し会を閉じました。 |
第147回詩の朗読会
詩、童話「不機嫌な猿」、絵本「ばぁばとちゃーちゃ」、短編「天草」などバリエーション豊かな朗読会となりました。今月のテーマは「猿(申)」、飛び入り1名を含む7名に力作を披露していただきました。
「猿真似」「猿知恵」「猿芝居」などあまり芳しくない言い回しの言葉で使われることもある「猿」ですが、元は同じ祖先をもつ猿とヒト。他人を小ばかにしたりする自分(ヒト)の姿に自戒の念を込め詩が詠まれたり、「去る者を追わず」「招かれざる」など韻を踏んで言葉遊びをする作品もありました。 童話「不機嫌な猿」は「犬猿の仲」をモチーフに、飼い主に従順な犬とそんな犬を馬鹿にして自由を謳歌する猿が登場しました。空に浮かぶ三日月を「熊の爪のような月」と表現するなど、独特な言葉遣いが印象的な物語でした。また、絵本「ばぁばとちゃーちゃ」は以前の朗読会でも披露された詩でしたが、今回は手作り絵本として披露されました。 第148回詩の朗読会は、3月24日(木)に開催します。テーマは「アルバム」です。 |
第146回詩の朗読会
今月のテーマは「広場」。5名の方にご参加いただきました。参加者はいつもより少なかったのですが、その分ひとつひとつの作品を丁寧に説明したり、しみじみと味わいをもって詠んでいただくなどして、ゆったりとした雰囲気の朗読会となりました。
「広場」は、その昔広場を中心に町づくりがされたり、公共の空間として今も親しまれている場所ですが、昔と今の時代を交錯するような作品が多くありました。映画『ローマの休日』をモチーフに、ローマなのにスペイン広場と名付けられた広場でデートをする王女と新聞記者を詠んだり、母校の中庭を思い出し時代の移り変わりを詠む方もいらっしゃいました。 また、朗読会の後半には今月亡くなった江藤和彦さんをしのび、江藤さんの詩や江藤さんにちなんだ詩が6作品披露されました。江藤さんは、熊本市在住で詩誌「パンセ」主宰でもあり、熊本詩界を牽引された方として詩の朗読会にご参加の皆さんとも縁の深い方です。詩の朗読と共に、江藤さんとのエピソードもお話しいただきました。 |
第145回詩の朗読会
詩の朗読会は今回で12周年を迎えました。普段より15分長いスペシャルバージョンで開催しました。
テーマは『きずな』でしたが、今夜がクリスマスイヴという事もあり、クリスマスに関する詩も多く読まれました。その中でも印象的だったのは、「サンタさんがいなくなったのはいつのこと? 茶色い犬がいなくなったのはいつのこと?」と繰り返される問いの中で、「雪」「シルエット」「マフラー」「セーター」といったイメージが、明るい幻のように浮かんでは消えてゆき、いつしか子供だった頃の冬の日々は永遠のものとなるといった内容の詩。楽しさと雪のような淋しさが入り混じったような不思議な感覚になりました。 他にも、東山魁夷の森の中の白馬を幻想的に読んだ詩や、クリスマスの絵本を読まれた方、 リレーの中の一瞬の出来事に赤ちゃんが生まれる瞬間を込めた詩など、様々な詩で盛り上がりました。 【参加者10名 内飛び入り参加1名】 |

