当館収蔵作家でもあるミヤザキケンスケさんは佐賀県出身。出身地の佐賀空港に展示する絵を九州各地の子ども達と描くというプロジェクトに当館も共催として参加しました。

ミヤザキさんが、「世界中から来たお客さんたちが、空港に到着した時に、自分の民族衣装を着た人の絵がある!と喜んでもらいましょう!」と参加者に呼びかけ、参加者はたくさんの写真から選んだ民族衣装の写真を参考に絵を描きます。
豪華できれいな衣装は描きごたえもあり、保護者のみなさんもちいさな参加者さんも、集中して描いていました。会場にはむっぴー(佐賀空港キャラクター)も遊びに来てくれて、参加者を応援していました。
ミヤザキさんが描いた大きな絵画に、九州内の参加者のみなさんの絵が貼りあわされて完成します。参加者は佐賀空港でのお披露目に招待される予定とのことでした。



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今回は、「港」をテーマに飛び入り1名を含む10名の方が詩作を発表して下さいました。
144回目を数える詩の朗読会ですが、「港」をテーマにするのは初めてとなります。
「港」と聞いて、熊本県内にある三角西港や崎津漁港を思い浮かべた人や、「アイルランドの港」をタイトルに詩を作られた方もおられました。どの詩からも、海、船、旅など情景が思い浮かぶようでした。また、「港」にまつわるそれぞれの思い出や、出来事へ思いを馳せた詩作がたくさん発表されました。



第145回の朗読会は、12月24日(木)に開催します。テーマは「きずな」。
次回は12周年記念として、お時間も少し早く17時45分より開始します!

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熊本市が描くまちの未来設計図「総合計画」。その「新総合計画シンポジウム」開催に合わせて現代美術館で開かれたのは、「“裏”総合計画」のトークセッション!

 「“裏”総合計画」とは、妄想も含めて自由に自分たちのまちについて考えようという市民によって始まったプロジェクトです。これまでにすでに三回の「妄想会議」を開催し、夢を膨らませながら熊本市の未来について奔放かつ真剣な議論を続けてきています。そしてついに今日は“表”の総合計画とコラボレーションして同日のイベント開催となりました。トークの登壇者は、“裏”の総司令官・田中尚人先生(熊本大学)と、ゴレンジャーこと“裏”総合計画デザイナーの精鋭たち。



 まずは、モデレーター役の田中先生が総合計画を説明し、“裏”総合計画プロジェクトのこれまでの活動を振り返りました。続いて、ゴレンジャーたちが「熊本をこうしたい!」という具体的な妄想を発表。「熊本城で和装会議 文化×交流」「熊本市職員ホメゴロシ計画」「おたがいさま食堂」「空き家を宿化プロジェクト」…いずれも、これまでに様々な妄想をぶつけ合わせてきたことで生み出された提案です。




 ここから、会場の皆さんもワークショップ形式で参加して、これらの提案をさらに磨き上げます。支持したいレンジャーごとにチームに分かれ、その提案をよりよくするために意見を交換。自分がその提案を支持したい理由や、さらなる注文・提案を各自挙げていきます。
…と、それぞれのチームで意見がまとまってきたところに、なんと“表”総合計画のトップ・大西市長が会場に登場!せっかくなので議論した“裏”総合計画を市長にも直接聴いてもらうことに。市長は各チームの発表に耳を傾けつつ、「なるほど…」「そういう提案はどんどんほしいです!」「いきなり全部は無理だけど少しずつなら…」「たしかに自分もホメられたい!」などなど、楽しげに意見交換をしていました。






 その後、各レンジャーとその応援団でブラッシュアップした計画を再度発表。いずれの計画もより具体的で実現を視野に入れたものになっていて、「せっかく考えたし、少しずつでも実行していくぞー!」と意気込むチームもありました。






 最後に、「妄想会議で出てきた提案が実はすでに一部実現され始めている!」という報告。「のら文字『肥後看板』プロジェクト」「移動式〔顔ハメ〕プロジェクト」という二つの試みが発表されました。




 自分たちのまちのことを自分たちで考える。そして、そこから行動していく。それは実はとても楽しいことでもある。そんなことを感じられたイベントだったのではないでしょうか。田中先生は「皆さんもぜひどんどん妄想してください」と述べてトークを締めくくりました。

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熊本県が主催する「レジデンスin阿蘇」の招聘作家によるアーティストトーク、そして当館の桜井館長をコーディネーターにしたトーク・セッションを開催しました。

アーティストは、コスタリカ出身のAngela M.Pauly Llobet(アンジェラ エム ポーリィ ロベット)、ニュージーランド出身のKaty Hassall(ケーティ ハッサル)、スリランカのMestiyage Don Kingsley Gunatillake(メスティヤーゲドン キンスリー グナティラカ)、ポーランド出身のPawel Jasiewicz
(パヴェウヤシェヴィッチ)、フランス出身のMaxime Thoreau(マキシム トロー)、ポーランド出身のAgnieszka Roznowska(アグニェシカ ロズノフスカ)、ドイツ出身のGaby Taplick(ゲイビイ タプリック)の7名。
阿蘇に滞在して、それぞれの作家が感じた日本文化や阿蘇の自然、営みをモチーフにして制作された作品について語りました。


後半のトーク・セッションでは、ファインアート、テキスタイル、家具やデザインなど幅広い作家のバックグランドを聞きながら、今回の阿蘇滞在がどのような影響を作家に及ぼしたのか、またキュレーションのあり方などについてトークが展開されました。

多くの作家が小国杉の香りや木材の性質について、多くを語ったことが印象的でした

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第143回詩の朗読会を行いました。ただいま開催中の『STANCE orDISTANCE?』展にちなみ、今回のテーマは「見えるもの・見えないもの」。
テーマに合わせて、7名の参加者それぞれが力作を披露してくださいました。
発表された詩の一つに、「ケーキが好き」という言葉で、好きなケーキの種類や味の感覚を、まるで今ここに存在するかのように感じられる。好きであるという感覚を共有できるといった内容の詩がありました。
文字である詩を、言葉にすることで、受け手はその世界の中に飛び込むことができる。
朗読されることで、慣れ親しんだ言葉でさえ一つの詩となるような気がしました。
(参加人数7名)


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