GIII vol. 114 「形が変わることで見えるもの(見えないもの)」追加展示
高嶺格《God Bless America》2002を追加展示しました。
![]() 本作は2トンの粘土が形を変えていく様をコマ撮りした作品。作家たち人間があくせく作業に奮闘する日々を送る一方、巨像は「ゴッド・ブレス・アメリカ」を陽気に謳うように鎮座しています。 GIII vol. 114 熊本市現代美術館コレクション展 形が変わることで見えるもの(見えないもの) 会期:2016年 11月30日(水)–2017年2月26日(日) 会場:井手宣通記念ギャラリー+ギャラリーIII 出品点数:9作家10点 |
「形が変わることで見えるもの(見えないもの)」展 ギャラリートーク
ギャラリー3で開催中の「形が変わることで見えるもの(見えないもの)」展のギャラリートークが行われました。本展は、当館のコレクションを通して、「見る」ことについて問いかける展覧会です。
ギャラリートークは、リラックスした雰囲気の中で、自由に質問をしながら鑑賞していきました。 展示室を入って初めの作品、星加民雄《揺らぎ・01・黒の中の青と赤》は、見る角度によって画面の色が変化。左右に歩きながら、見える色、だんだんと見えなくなっていく色をお客様も楽しんでおられました。 また、前回の展覧会にも出品された、梅本妙子《無限につながる空間》は、作品の見やすい高さであるアイレベルを今回変えて展示されました。数値とは違う、人の感覚による心地よい高さから作品の見え方がまた違って感じられたではないでしょうか? 今回は、全13作品に加え、同時展示中の「河原町アートアワード2015」熊本市現代美術館賞の作品、上田耕平《GEHENNA》もご紹介されました。 ![]() |
GIII vol. 114 「形が変わることで見えるもの(見えないもの)」開催
熊本市現代美術館の井手宣通記念ギャラリー+ギャラリーIII(GIII)にて、当館のコレクションをご紹介する展覧会 GIII vol. 114「形が変わることで見えるもの(見えないもの)」が始まりました。
表現したいことに合わせて、その土台となるベースの形が変えられた当館コレクション作品を通して、「見る」ことについて改めて考えます。 ![]() 左から、星加民雄《揺らぎ・01・黒の中の青と赤》2001、青木豊《untitled》2009、梅本妙子《無限につながる空間》1969 ![]() 左から、淺井裕介《泥箱・土のこだま》《泥箱・熊本城の根っこ》2011、吉村益信《月・月 丹沢》2003 GIII vol. 114 熊本市現代美術館コレクション展 形が変わることで見えるもの(見えないもの) 会期:2016年 11月30日(水)〜2017年2月26日(日) 会場:井手宣道記念ギャラリー+ギャラリーIII *入場無料 出品点数:8作家9点 |
CAMKレクチャーカレッジ「伊藤有紀恵の作品について」
「伊藤有紀恵展 カラーラブポップ」の関連イベントとして、企画担当者による講演会を開催しました。2011年に市民美術展の審査で伊藤有紀恵さんの作品に出会われたことから始まり、作品の特徴や魅力を詳しくお話下さいました。
前半では、デジタル作画や、セロハンの貼り絵で作られた伊藤さんの作品について、パターンの繰り返しの技法やセロハンの生み出す透明感、輪郭線が描かれていないことなどの特徴が紹介されました。 そして、今回の展覧会に合わせて作られた、最新作「いろんな どうぶつたち」では、 これまでのシリーズとは違う複雑なバリエーションが表現されているというお話も。 後半は、展示室に移動して1点ずつの解説がありました。 実際に作品を鑑賞ながら、伊藤さんの作品の持つ色彩の豊かさや、セロハンの透明な美しさをお客様もじっくりと楽しまれていました。 終わりには、伊藤さんの制作過程について、さらに興味を持たれたお客様もおられました。 |
G3 伊藤有紀恵展 公開制作
伊藤有紀恵さんによる公開制作を行いました。
イラストレーションボードに、セロファンによる貼り絵でフラミンゴを描く伊藤さん。 作品すべては、ボードへの下書きなしに作画しています。 セロファンの細かい色合わせを行いながら、ボディと足をピンク色のセロファンで造形。 足の関節など、曲線を描く部分は、セロファンの小さい破片の角をさらにはさみで きれいなカーブに裁断します。 黒色セロファンが貼られたくちばしも微妙なカーブを描きます。 ベースの色を貼り終えたら、その上から赤色のセロファンを重ねて貼り、目玉や、 羽の重なる様子、足の関節の微妙な色合いを表現します。 公開制作作品は、会場に展示されております。 本展のために制作していただいた最新作《いろんなどうぶつたち》にも登場するフラミンゴ。その表現の違いなどにもご注目くださいね。 |

