本日、熊本デザイン専門学校に行ってきました。授業で、熊本市現代美術館のヴィジュアル・アイデンティティー計画を行い、今回は選ばれた10名の方のプレゼン審査です。

いずれも、美術館はどんな場所かをじっくりと考えた力作でした。熊本市現代美術館賞は竹本さん、学芸員賞は脇村さんと草野さん。ほかにも「感性が飛び交うところ」として、鳥の飛躍をイメージデザインしたり、よつばのクローバーとCAMKロゴを組み合わせたりしたものもありました。
美術館に戻って、他のスタッフに資料をみせると、「レターヘッドに使ってみたい!」など、いずれも明るく親しみやすいデザインに魅了され、話は尽きず。今後、美術館の展覧会チラシなど、一緒に仕事をしていく人が育っていってほしいと感じた午後でした。

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 当館インターナショナル・アドバイザーのパラント・ハウス・ギャラリー学芸員サイモン・マーティン(Simon Martin, Assistant Curator, Pallant House Gallery)氏をお迎えして、日本に投下された原爆やその後の核の脅威が、芸術家にどのような影響を及ぼしてきたかをテーマにお話いただきました。

 「リトル・ボーイ」展やイサム・ノグチへの言及から始まった講演は、ダリやポロック、ウォーホール等、多数の著名な作家の分析も交え、核時代のアートを通史的に辿っていきます。今回は主にヨーロッパとアメリカからの視点で、核を扱った美術や映画、核軍縮運動ポスター、あるいは核兵器の芸術家への影響などが取り上げられました。ポップ・アートにおいて消費文化のなかの大衆的なイメージとなってしまった「きのこ雲」や観光化したネバダの核実験のポストカードなど、日本における核や原爆のイメージとの相違も興味深いものでした。欧米の美術における核への複雑な眼差しを浮き彫りにしつつ、翻って日本の美術における核への眼差しの在り方を考えさせる刺激的な講演でした。

| その他 | 08:20 PM | comments (x) | trackback (x) |


タイトルは「モトクロス」。福田繁雄さんの「ランチはヘルメットをかぶって」の作品をお手本に、矢部高校の生徒さんが割り箸で制作されました。
その数約1000本バイクの形をした影の出来栄えがステキです
展示場所は美術館内のもぎり前です。
来年の1月12日まで展示しています。皆さまぜひご覧ください

| その他 | 08:00 PM | comments (x) | trackback (x) |

昨年に引き続き、今年も10月22日から11月14日まで県立熊本養護学校の皆さんが作る作業製品のPR展示を当館フリースペース受付前にて行っています。かわいらしいカラフルなキャンドルや、木工製品など、生徒さん達が一生懸命に作ったいろいろな製品が展示してありますので、美術館にいらした際はぜひ見てみてくださいね

| その他 | 05:10 PM | comments (x) | trackback (x) |

当館所蔵作家の宮島達男さんからの、ニューオリンズでの展覧会への、
一般の方々への作品参加へのお願いをUPします。

展覧会会期間近ですが、諸事情により、十分な参加者がまだ集まっていないそうです。
この機会にぜひ、宮島さんの作品へ参加してみませんか?

作品参加のために、ニューオリンズに行かなくてもいいのがポイントです。
参加のための手続きは、すべてあなたのいまいる場所で、目の前の、
パソコンのネット上で、とても簡単に行えます。所要時間も急げば3分くらいです。

詳しくは以下のとおりです。


◆◆◆プロスペクト展◆◆◆

2008年11月1日より、アメリカのニューオリンズにて「プロスペクト」という
国際展が開催されることになりました。
http://www.prospectneworleans.org/
会期は、2008年11月1日〜2009年1月18日で、
世界各国から約80名のアーティストが参加予定です。

今回 宮島達男は「Plle Up Life」という作品を出品予定です。
作品コンセプトは以下に記載させていただきましたが、
2005年8月に大型ハリケーン「カトリーナ」によって大きな被害を受けた
この地域の人々を励ませるような作品ができたらと思っています。
「Plle Up Life」は1400個のLEDから成り立っており、それら1個1個の
タイム調整をするプロジェクトのご参加のお願いです。
もし、このプロジェクトに興味があれば、是非ご参加をお願いします。
以下のホームページからご参加いただけます。
参加期間は10月末まで。なお定員になり次第終了させていただきます。
(ホームページが英文表記のために下記に日本語訳を添付しておきます。
参考までにご確認ください)
皆様のご参加を心からお待ちしています。

参加希望の方は以下のホームページへ

http://www.inthecup.jp/m_new/2.php

以下 ホームページの日本語訳
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◆宮島達男作品 「Pile Up Life」プロジェクトの概念

2005年8月、アメリカで起きたハリケーン(カトリーナ)は、ニューオリンズを中心
に猛威を振い、甚大な被害を及ぼしました。これによって亡くなった方の数は1400人
以上とも言われ、今なお、避難した人々は故郷に戻ってこられず、また、後遺症に苦
しめられる人々も多いと聞きます。自然災害は、人間の力が及ばぬ限界を示し、人の
非力を思い知らされます。大きな自然を前に、私たちは亡くなった方々の冥福を祈る
以外にありません。
このプロジェクトは、カトリーナで亡くなった方々への鎮魂の祈りと、残された
ニューオリンズの人々の復興を願って行われるものです。

このプロジェクトは、命の象徴であるLEDの光る数字をカウントする機械(カウン
ター・ガジェット)を、亡くなった方の数である1400個使い、それぞれを軽石に埋め
込み、その石を積み上げて「鎮魂の塔」を作ろうとするものです。そして、この1400
個の「カウンター・ガジェット」のカウンテイング・スピードを、鎮魂を願う一般の
方々と一緒に設定していこうと考えています。
この「カウンター・ガジェット」には赤色と青色があり、それぞれ、カウント・アッ
プ(1から9)とカウント・ダウン(9から1)するように設計されていますが、決して
0を表記せず、また、それを繰り返します。これは、仏教の生命観に基づく、「生命
の永遠性」を表すためです。そのカウンテイング・スピードは0.1秒から299.9秒まで
自由に設定できるよう設計されています。

このプロジェクトへの参加条件は、ただ一つ、カトリーナの被害者たちへの鎮魂を願
うこころだけです。それ以外、国籍や年齢、性別など一切問いません。参加費は無料
です。どうか、一人でも多くの皆様の参加をお願いいたします。

この作品制作にあたって、US Biannualがオーガナイズしてくれました。また、
Lisson Galleryからは莫大な資金援助をしてもらいました。さらに、出品のアレンジ
はSCAIThe Bathhouse がサポートしてくれました。その他、応援いただいたすべ
ての方々に感謝したいと思います。
2008年8月
宮島達男

★ 参加してくださる方は「Yes, I will participate」をクリックしてください。

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◆宮島達男作品 「Pile Up Life」プロジェクト 同意書

参加ありがとうございます!
下記の参加許諾書をよく読み、同意のクリックを押して、名前の入力をお願いしま
す。そしてさらに 次のタイム設定画面へ進んでください。

私は、宮島達男のPile Up Life Project に参加し、以下の項目について同意しLEDの
タイム設定を行います。
1. 私がタイム設定をして参加した作品は、US biannual Prospectの展示、およ
び、趣旨にあった他の美術館や画廊での展示を許可します。また、この趣旨を理解し
てくれる第三者に販売することも許可します。その選択は宮島達男に一任いたしま
す。その場合、私の一切の著作権は放棄します。
2. タイム設定の一連のワークショップで取得された情報や映像は、展覧会の広
報、および教育的目的であれば、テレビ、ウェッブ、広報メデイアへ提供することを
許可します。尚、撮影された写真やドキュメントについて私は一切の著作権を放棄し
ます。
3. また、今回作られた作品が宮島達男の作品集に掲載することを許可します。
今回制作した作品の著作権は、すべて宮島達男にあることを承認いたします。
4. 参加した私の名前は、作品に付随して残す事とします。

★I agree the above conditions, 〜のチェックボックスをクリックし、「Next」
をクリックお願いします。

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★ 名前を入力してください。ニックネームでも、頭文字だけでも結構です。
★ また、青いLEDか、赤いLEDか 選択をし、「Next」をクリックしてください。

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★ 秒数を 入力してください。
★ ご自分の入力された速さを確認するには → 「Try」をクリック
★ 確定する場合には → 「Done」をクリック

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以上です。
ご協力 ほんとうにありがとうございました。

| その他 | 10:00 AM | comments (x) | trackback (x) |
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