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第11回お話し玉手箱LIVE開催
RKKアナウンサーの本田史郎さん、福島絵美さんによる文学作品の朗読イベント「お話し玉手箱LIVE 」を開催しました。第11回目になる今回の演目は 「字のないはがき」(向田邦子)、「鼻」(芥川龍之介)、「寄姫物語」(熊本の伝説から)です。「字のないはがき」では、ハガキを巡る家族の思い出の回想を、福島さんが柔らかな声で読み上げました。不器用な父親の姿、妹への想い、戦時中の困難な生活、字の無いハガキがつなぐ家族の絆。いくつもの思い出がつまった文章は大仰な表現はありませんが、せつせつと聞き手の心に訴えかけます。福島さんの少し抑えた、しかし優しさをにじませた朗読が向田邦子さんの文章にぴったりでした。 芥川龍之介「鼻」は、古典を題にとって翻案した短編小説ですが、大正の当時にも、そして現代にも通じる人間心理が鋭利に描かれています。滑稽味と諧謔も併せもつ明晰な文章の魅力を、朗々とした、時に剽軽な本田さんの朗読が深めます。多くの人に読まれている名作ですが、朗読として聴くと、文書を読んだ時とはまた違う味わいを感じます。 最後は「寄姫物語」。開催中の「水・火・大地」展に合わせて、白糸の滝にまつわる昔話が朗読されました。語り手は本田さんと福島さん。背景には本田さんが撮影した映像を投影するなど演出も凝っています。兵部と寄姫の悲しい恋の物語に、会場の皆さんが聞き入っていました。 次回のお話し玉手箱は7月開催予定です。 どうぞお楽しみに! |

RKKアナウンサーの本田史郎さん、福島絵美さんによる文学作品の朗読イベント「お話し玉手箱LIVE 」を開催しました。第11回目になる今回の演目は 「字のないはがき」(向田邦子)、「鼻」(芥川龍之介)、「寄姫物語」(熊本の伝説から)です。