ドイツのハンブルク出身のマリエッラ・モスラー(Mariella Mosler)さんの作品は砂でできています。部屋一面に広がる砂の上に、砂で描かれた曲線の連なり。鋭角に盛り上がった線が美しい陰影を作り出します。線は何かで固めて作っているわけでも、型の上に砂をのせて作っているわけでもありません。ただただ少しずつ少しずつ砂を積み上げた結果なのです。

作品のタイトルは「無題」。砂の線による図形が何を表わしているかは、見ている人の想像にゆだねられています。
この作品は最後には跡形もなく消えてしまいます。記憶のなかにだけ残るのです。
 展覧会終了までのひとときのみ存在する作品を、ぜひ展覧会場でご覧ください。

| メモリア  | 06:00 PM | comments (x) | trackback (x) |