月曜ロードショー りんご
シリーズ第719回
「りんご」1998年/イラン=フランス映画/86分 the Apple / Sib (1998/Iran=France/86min.) ※2回目の上映は、17:00〜@ホームギャラリーです |
「熊本市被災文化財のいま」展 講演会「市内文化財の現状と復旧」
「熊本市被災文化財のいま」展 講演会
「市内文化財の現状と復旧の見通し」をホームギャラリーで行いました。 講師として熊本市文化振興課の担当者の方を招き、お話しいただきました。 「そもそも“文化財”とは?」というところからお話は始まり、地震で全壊したジェーンズ邸を例にして、被災直後から現在までの対応の様子を説明していただきました。 その後、知名度は低いけれど実は非常に歴史的に貴重な市内の「知られざる文化財」について、被災前後の比較写真を見ながらご紹介いただきました。 その中で、ある石塔は、震災前は10段だったのに、震災後の修復活動後には12段となった、というおもしろいエピソードも披露されました。 ![]() それは復旧ミスではなく、今回の被災で倒壊したことによって調査が進められ、本来この石塔の部品だったものが、他の石塔に混じっていたことが明らかになったのでした。 そして所有者や専門家の合意により、今回は被災前の状態ではなく、それ以前の元の形に戻されたとのことでした。このように被災を機に、新たな事実が明らかになる例もあるようです。 最後の質疑応答の時間には、「文化財の復元というのは、どの時点の状態に戻すことなのか」といった問いも発せられ、文化財の保護復旧における考え方について意見が交わされました。 |
高橋コレクション展 プレママ・ファミリーツアー
プレママ・ファミリーツアーを開催しました。今回は5組のご家族にご参加いただきました。絵画、彫刻、写真、インスタレーションと、ケーキ箱ほどの小さな作品から、2階建ての家くらいの大きな作品まで、様々な作品を楽しみました。
中をのぞいて鑑賞する草間彌生や束芋の作品では、待ちきれないのは子ども達だけでなく、大人も興味深々で観賞しました。マカロニや、ビーズや布といった日用品を使った作品など、現代美術ならではの多様な表現方法を発見できるツアーとなりました。
| 高橋コレクションの宇宙 | 10:30 AM | comments (x) | trackback (x) |
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月曜ロードショー ホームワーク
シリーズ第718回
「ホームワーク」1989年/イラン映画/86分 Mashgh-e Shab / Homework (1989/Iran/86min.) ※2回目の上映は、17:00〜@ホームギャラリーです |
「特撮雲」製作・撮影ワークショップを行いました。
三池敏夫さんを講師に「特撮雲」制作・撮影ワークショップを当館ホームギャラリーにて
開催しました。このワークショップは、12/16開催予定の「熊本城×特撮美術「天守再現プロジェクト」」(仮)展のプレイベントとして行われ、当館での特撮雲ワークショップは、2015年以来、2回目の開催となります。会場は子供から大人まで、多くの参加者で賑わいました。 特撮雲とは特殊撮影用の雲の事で、この技術を使って撮影すると、地上に居ながらまるで空から撮影のように見せることができます。三池さんから、大まかな説明を受けた参加者は、ヘアームースと手芸用綿を手にさっそく制作に取り掛かりました。今回の雲海は大きめなので、大量の綿が必要になりました。大きな綿から、何個も丸めた綿を成形していきます。 そして、もうひとつ撮影に不可欠なのが背景です。こちらは、熊本県立第二高校美術科の生徒さんが、三池さんから雲を描く上でのチョークの使い方などを教わりながら進められました。 約1時間半ほどで各テーブルの雲が完成し、すべてのテーブルをつなぐと大きな雲海のミニチュアが出現し、仕上げに背景の空と雲海をつなぐ空に浮かんだ雲も作られました。 そして最後に、小さな飛行機の模型を雲の上に吊るすと…。 カメラと繋がれたスクリーンの映像には、雲海の上に浮かぶ飛行機の映像が…! 台車に乗せたカメラを滑るように動かすと、まるで空中から飛行する期待を撮影しているかのようでした。 参加者は、驚いたようにしげしげと映像と実物を見比べていました。 他にも、光源となる照明を色セロファンで覆うと、一気に夕焼けの光に包まれ、同じセットでも光源の色を変えるだけで、朝日や夕暮れを表現されることに、「おお!」と歓声が上がっていました。 熊本城×特撮美術「天守閣再現プロジェクト」(仮)展は、12/16〜3/18に開催予定です。 みなさま、どうぞお楽しみに! |

