当館のボランティアさんと一緒に、今月28日に開幕する「水戸岡鋭治」展の準備をしています。
列車のぬいぐるみは、布絵本ボランティアさんの手作り。水戸岡さんがデザインを手がけた車両をそっくりに、可愛らしく作られています。他にも「新800系」や「田園シンフォニー」など、いろんなぬいぐるみがあり、ワクワクします♪
そして、画像下にあるのは、資料整理ボランティアさんが作った、水戸岡さんの新聞記事のスクラップです!
普段の活動で、展覧会や美術作家の記事の切り抜きをされている資料整理ボランティアさん。スクラップファイルを読み返すと「ななつ星」を始め、水戸岡さんの記事がたくさん新聞に掲載されていることが分かります
スクラップファイルは、アートスカイギャラリーに。列車のぬいぐるみは、子育て広場に展示する予定です。
皆さん是非手に取ってご覧ください

| 水戸岡鋭治展 | 05:01 PM | comments (x) | trackback (x) |

6/17、町屋マークデザインワークショップの二回目の活動が行われました。
今回は、それぞれが考えてきた各町屋のマークのアイデアを持ち寄り、チームごとに議論を行いました。





前回のレクチャーでは、最初はとにかくたくさん案を描き出すようにという指示を受けましたが…
果たして、みなさんのノートにはびっしりとアイデアが描きつけられていました!
その数、数十、いや多い人は数百ありそうです…。
またノートの中にはマークの案だけでなく、各町屋の情報やゆかりのあるモチーフのスケッチなども描きこまれています。



みんなでそれぞれの案を見比べるために、まずはこのノート上に描いたものをA4サイズの紙に大きく描き起こしていきます。




大きく描いたら床に並べて、比較検討していきます。
屋号や地名をデフォルメして顔やものの形を作ったもの。
レンガや格子、珍しい家具など、建物の特徴を取り入れたもの。
キセルやふすま、仏具など、そこで扱っている(いた)商品を表現したもの。
家主さんの趣味を反映したもの…などなど、マークのモチーフはさまざまです。




「この案はおもしろいけど、実際に使うときのサイズやバランスをもう少し意識した方がいい」「この形はもっと遊べそう」「ストーリーがあるのはいいね」といった先生のアドバイスも受けながら、有力案を絞り込み、今後発展させていく方向性を考えていきます。
今回は数多くの案の中から、最終的に先生と町屋研究会のメンバーの選考によって各チーム有力候補三案にまで絞り込まれました。

ここから、今日交わした議論やもらったアドバイスをもとにこれらの案をブラッシュアップし、最終デザインを完成させます。
完成した各町屋マークの発表は6/29!どうぞお楽しみに!!

| 水戸岡鋭治展 | 05:56 PM | comments (x) | trackback (x) |

市中央区の新町・古町界隈は、昔ながらの町屋が数多く残り、今でも城下町の風情を感じることができる地区です。
それらの町屋の保存・活用に取り組んでいる「町屋研究会」の主催でこの夏、町屋のシンボルマークデザインのワークショップが開催されます。
このワークショップでは、10軒の町屋と新町・古町それぞれのシンボルマークを、熊大、崇城大、県立大のデザイン系の学生30人が3人1チームになって作成します。
デザインにあたっては、各大学の先生たちの指導を受けるほか、水戸岡鋭治さんからもアドバイスをいただく予定です。




5/24には第一回ワークショップとして、説明会や町屋見学などが行われました。
説明会の会場となったのは、古町にある明治10年築の「早川倉庫」。
壁も床も天井も、柱も梁も、全て木造の非常に雰囲気のある空間です…。







説明会の後は、三つのグループに分かれて約20軒の町屋を巡ります。
町屋研究会のメンバーの案内にしたがいながら、町屋によっては実際に建物の中に入って「うなぎの寝床」の奥まで見学させてもらいました。
学生さんたちももの珍しそうに写真を撮ったりメモを取ったり、興味津々です。
中には、敷地の中庭に池があり、そこをコイが泳いでいるというお宅も…!





二時間近い町歩きを終えて早川倉庫に戻ってきたら、次はおのおの担当する町屋を決めてチーム分けを行います。
そして崇城大の森野先生からマークデザインに関するショートレクチャーを受けた後、各チームに分かれて町屋のオーナーさんたちからお話を伺いました。
各町屋の建物としての特徴の他、「あのへんはもともとお菓子屋さんが並んでた区画で…」「あの建物は実は〜ごろまでは染物屋さんで…」といった、町屋の歴史的な由来も聴かせてもらいました。

この日に観た町屋の印象や聴かせてもらった話をもとに、これからそれぞれデザインのイメージを膨らませていきます。
シンボルマークは8月に完成し、それぞれの町屋のマークは、10月に開催される町屋スタンプラリーの際にも使用される予定です。
いったいどのようなデザインが提案されるのか、楽しみに待ちたいと思います!

| 水戸岡鋭治展 | 05:47 PM | comments (x) | trackback (x) |

6/28から始まる「水戸岡鋭治からのプレゼント―まちと人を幸福にするデザイン」展に先立ち、水戸岡さんのデザイン事務所である「ドーンデザイン研究所」をご紹介します。
ドーンデザイン研究所の建物は、水戸岡さん自身が設計された五階建ての「Mハウス」。
美術館スタッフは打ち合わせのために何度かお邪魔させていただきました。



外観はコンクリート打ちっぱなしのモダンな印象です。




しかし一歩室内に踏み込むと、床にも家具類にも木材が多用されていて、ぬくもりのある居心地のいい空間が広がっています。




「整理整頓はデザインの基本」という水戸岡さんの言葉通り、事務所の中はスタッフの手できれいに整えられています。
そして室内にはクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」のための試作パネルなども!




さらに、水戸岡さんが実際に作業をしているデスクも見せていただきました。
デスクの上には建物の設計図やパース画、電車のデザイン画の他、電車のシートに使う布地なども広げられています。
仕事場一つを見ても、その手がけているデザイン業の幅の広さが感じられます…!

この他にも、オリジナルの家具や、水戸岡さんのデザイン過程を目にすることができる、手描きのアイデアスケッチなども見せていただきました。
こちらも非常に見ごたえがあり、美術館スタッフも大興奮だったのですが…
それは展覧会場でのお楽しみ!とさせていただこうと思います

「水戸岡鋭治からのプレゼント―まちと人を幸福にするデザイン」展、どうぞご期待ください!!

| 水戸岡鋭治展 | 07:27 PM | comments (x) | trackback (x) |

6月28日(土)より開催する「水戸岡鋭治からのプレゼント―まちと人を幸福(しあわせ)にするデザイン」展のチラシ、ポスターが完成しました。もちろん水戸岡さんデザインのものです♪街の人や動物たちが市電「COCORO」を囲んでいる風景の中には、クロちゃんや熊本城まで描かれていてとっても楽しそうなのです。鮮やかな黄色が、この夏を鮮やかに彩ってくれています♪

本展は、JR九州の鉄道や駅など、多数の公共デザインに取り組んでいるデザイナー・水戸岡鋭治さんの個展です。新たな市電「COCORO」のプロジェクトとあわせて、熊本を舞台にワクワク楽しい電車の世界をご紹介します。会場では、子どもたちが大好きなミニトレインが走り、今話題のクルーズトレイン「ななつ星in九州」のキャビンや九州新幹線の模型、オリジナル家具も登場します



そして、このチラシやポスターを全国の美術館や熊本の学校などへ、当館ボランティアさんと一緒に発送しました。美術館スタッフも展覧会毎に、チラシとポスターを地道に数えています!10枚20枚単位の束をどんどん作っていくので、チラシの束を見て、大体この位と分かるくらいになるらしいのです館内でもチラシを置いていますので、是非手に取って見てくださいね☆



※展覧会の詳しい詳細はこちらです

| 水戸岡鋭治展 | 02:19 PM | comments (x) | trackback (x) |
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