第16回お話し玉手箱LIVEが開催されました。
RKKアナウンサーの本田史郎さん、福島絵美さんが、落語絵本「おおおかさばき」(川端誠)、「津波!! 稲むらの火 その後」(高村忠範)、「おなかの赤ちゃんとお話ししようよ」(葉祥明)、「子どものこころを感じてみようよ」(葉祥明)の4作品を朗読されました。



本田さんと福島さんの掛け合いも軽妙な「おおおかさばき」、拾った三両を届けても受け取ろうとしないし届け人も貰おうとしない…その理由と名奉行の裁き、そしてオチはいかに? 息のあったテンポの良いやりとりはさすがの一言でした。
続いてラフカディオ・ハーン「津波! 稲むらの火」の後日談ともいえる「津波!! 稲むらの火 その後」。本田さんの力強く温かな声によって語られる復興の軌跡。この時代だからこその重みを感じます。
最後に、現在、開催中の「葉祥明展 ―地平線の彼方へ―」にあわせて葉祥明さんの作品を2点。「おなかの赤ちゃんとお話ししようよ」と「子どものこころを感じてみようよ」。美しいBGMにのせた福島さんのやさしい声と語り。じんわりと心に響きます。

会場にいらっしゃた約90名のお客様も一心に聞き入っていらっしゃいました。

次回は7月に開催の予定です。

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第101回の詩の朗読会が開催されました。今回のテーマは「ほほえみ」。
13人の方が詩作を発表・朗読されました。
何人かの方が、「今回は難しくて…」と前置きされながら発表されていましたが、「ほほえむ」という行為を、それぞれ発表者の身と経験に照らしながら、その様々な表情を浮かびあがらせていました。
荒れる世間の一方でネコと家族と自分の夕飯のなかにあるほほえみ、闘病生活で想うほほえみまでの心の距離、入院と退院を経験するなかでのほほえみなど、日常に即したものから、無意味ににっこり笑ってその場をやりすごす、そのほほえみが何であるかについての考察、幸せげなほほえみの裏にあったかもしれない不穏などが詩作に表現されました。小泉八雲などが驚きをもって言及した、ひどく不幸な時にもほほえむ日本人、という描写を思い出しながら耳を傾けました。

次回は5月24日(木)の開催です。テーマは「絵本」。飛び入り参加も出来ますので、ご興味のある方、ぜひご来館ください。

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第99回、詩の朗読の夕べを開催しました。テーマは「あべこべ」。
12名の方が参加しました。

次回の記念すべき100回目は、3月18日(日)15:00〜 当館ホームギャラリーにて開催します。テーマは、「熊本の華人展」にあわせて「花言葉」です。ぜひご参加ください。

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RKKアナウンサー本田史郎・福島絵美さんによる15回目となる文学作品の朗読会が開催されました。

今回は、熊本の菊池地方に伝わるむかし話の「ぼんさらや」と、『源氏物語』(瀬戸内寂聴訳)の「桐壺」「夕顔」の二演目でした。
熊本版シンデレラ「ぼんさらや」は軽快なテンポで楽しませていただきました。
また『源氏物語』にあわせた福島さんの雅な着物姿とともに、異世界に浸った贅沢なひとときでしたとの感想が寄せられました。

今回はテレビで告知をしたためか、初めて聴きにいらした方の割合が多かったようです。[来場者85人]

次回は4月28日(土)14:00〜14:50
葉祥明展開催にちなんで、葉祥明「おなかの赤ちゃんとお話ししようよ」、川端誠(落語絵本)「おおおかさばき」ほかの予定です。どうぞお楽しみに。

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第98回詩の朗読会が開催されました。
テーマは「愛)きずな・縁・家族」。現在開催中の「西原理恵子博覧会 バラハク」にちなんでの設定でした。
今回は16名の方が詩作を発表されました。
すでに逝去された家族や、新しい家族との生活を謳う作品、神への愛、兄弟愛、家族愛についての思慮など、一言に「家族」としても、「愛」としても、それぞれの全く異なる表情が浮かび上がってくるのが印象的でした。
ほんのりと心が温まったのは、独り身のクリスマス、そりに乗って現れた友人と出かけ歌った「愛の賛歌」で特別賞というプレゼントをもらったという内容の作品でした。

次回の詩の朗読会は、2月23日(木)18時から、テーマは「あべこべ」です。詩作、詩の朗読にご興味のある方は、どうぞ足をお運びください。

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