当館の総合受付に、収蔵作品である池田龍雄《8HEADS(八つ頭)》を展示中です(3月13日までの展示予定)。
これは、現在福岡県立美術館で開催中の(3月13日まで)「池田龍雄 アヴァンギャルドの軌跡」展に連動して行っているものです。
福岡県美の呼びかけにより、当館を含め、福岡市美術館、佐賀県立美術館、長崎県美術館で連動して、各館の収蔵する池田龍雄作品の展示を行っています。
ぜひあわせてご高覧ください!

| その他 | 10:11 AM | comments (x) | trackback (x) |

熊本文学隊主催、熊本市現代美術館共催で、写真家石内都さんと詩人伊藤比呂美さんのトークショーが開催されました。
正式なタイトルは、「比呂美の(屋根裏)部屋」(仮題)第一回/「石内都の巻」。

石内さんの『1・9・4・7』、『手・足・肉・体』、『mother's』、『ひろしま』などをスライドで見せていただきながら、伊藤さんとの出会いのエピソードから、一貫して「何」に注目して写真を撮っているか、という深いところまで、じっくりとお聞かせいただいたトークショーでした。
特に印象的だったのは、『ひろしま』の作品のお話の際、「箱から出して、しわをのばしてひろげたときに、よく今まで生きていたね…!出会えたね…!という気持ちで撮影しています」という発言でした。

伊藤さんによる『手・足・肉・体』収録の詩の朗読もありました。伊藤さんの(いまにも連なる当時の)身体の感覚と、それとは全く違う観点から伊藤さんの身体をみつめて撮影した石内さんの感覚との組み合わせの面白さを鮮烈に感じる瞬間でした。

| その他 | 08:38 PM | comments (x) | trackback (x) |

5月に当館でワークショップ&パフォーマンスを行った記憶も新しい、熊本市出身の振付家・古家優里さんが、7月に行われた「トヨタ コレオグラフィ・アワード」で、「次代を担う振付家賞」を受賞されたのを記念して、凱旋パフォーマンスを行いました。

古家さんと、主宰するプロジェクト大山のメンバーの松岡さんのそれぞれのソロの後、もはやCAMKではおなじみになった、ブルーの衣装で、229組の中から最高賞を受賞した「キャッチ・マイ・ビーム」をベースにしたパフォーマンスが披露されました。

意外にも年配のお客さまも多かった会場からも、二人の技術だけでなく、そのユーモアやダンスにかける情熱を目の当たりにして、「変わっとるな〜、ばってん面白かった〜!」という嬉しい声も聞かれました。

今後、金沢21世紀美術館でのレジデンスや世田谷のシアタートラムでの公演を控え、ますますプロジェクト大山から目が離せなくなりそうです!

| その他 | 07:03 PM | comments (x) | trackback (x) |

5月17日

キュレーター研修最後の訪問地は、ロンドンから電車で2時間ほどのノッティンガムでした。小高い丘の上に立つNottingham Contemporaryでは、地方都市の美術館ながら(ゆえに、とも言えますね)、グローバリズムというテーマに取り組んだ意欲的な企画展をじっくり拝見しました。こういうテーマはどうしても展示が説明的になってしまうのが難しいところですが、この分野の権威であるサスキア・サッセンをトーカーに迎えるなど、地域の大学とも連携する努力がうかがえました。

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| その他 | 05:35 PM | comments (x) | trackback (x) |

5月15-16日

ニューカッスルからロンドンに戻った、15日午後から16日はようやくいただいたフリーデイ。その間に、Camden Art Centre、Barbican Gallery、Serpentine Gallery、V&A、 ロンドン漱石記念館などを訪問しました。中でもTate Modernでの世界のオルタナティヴ・スペースが集うアートのお祭り「No Soul For Sale」は、超巨大な学園祭というような熱気にあふれ、ライブなどを目当てに多くの若者たちがたむろしていました。東京では六本木アートナイトが大成功だったようですが、若い人たちが自分たちの街を愛し、そこに居場所をみつけ、「熊本最高!」と胸をはって言えるようなシーンを作っていきたいな…と、ライブの爆音・大喧噪を横目に、ふと感じた瞬間でした。

| その他 | 05:29 PM | comments (x) | trackback (x) |
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