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美術館の日常のあれこれをお伝えします。

文化庁長官表彰受賞記念シンポジウム「アートがまちと人にできること」を開催しました。

2018.09.09 ,

熊本市が平成29年文化庁長官表彰(文化芸術創造都市部門)を受賞したのを記念し、大西一史熊本市長、桜井武当館館長、モデレーターに(株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室の大澤寅雄氏を迎えて、シンポジウムを行いました。

熊本地震の際に「復興中の熊本城をライトアップさせることで、下を向きがちな市民の目線や心を上に向けられればと思った」という市長のお話や、「被災し静まりかえった街なかで、いち早く‘美術館を美術館として開ける’ことで、街に明かりを灯せれば」という館長のエピソードは、アートや文化が、市民やまちに対して出来ることを物語っていました。

また、地震を体験したことで、「今まで『美術なんてわからない、苦手だ』と思っていた自身の感受性が強まり、表現や作者の思いを受け取り、アートや音楽をより求めるようになった」という市長のお話は、アートが人間を癒すと同時に、活性化させる力を持っているという事に改めて気づかされました。

その他、20年後の熊本市の姿として、「パワーをもって進むと同時に、さみしさを感じずに生きていける街にしたい」というお話もあり、アートや美術館が、その時に果たすことのできる役割を考えさせられたシンポジウムとなりました。