ワークショップ「目で見る、カメラで見る」を開催しました!
2024.07.28 ガラスの器と静物画 , 2024年 , お知らせ , 【展示】ギャラリーI、ギャラリーII / ガラスの器と静物画 , ワークショップ「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」の関連イベントとして、7月28日(日)10:30~16:00に、
ワークショップ「目で見る、カメラで見る」を開催しました。
講師は、展覧会出品作家の写真家・三部正博さんです。本ワークショップでは、一眼レフデジタルカメラと4×5 フィルムカメラを使って、モノクロームの「ガラスの器のある風景」を撮影。自分の目、ファインダー越し、ピントグラス面を通しての3 つの異なるとらえ方を体験し、「ものを見る」ことを深めていくという内容です。県内外から11名の方にご参加いただきました。
三部さんから撮影する構図の見つけ方、光を溜め込む性質のガラスを撮影するポイントについてレクチャーがあり、用意されたものから好きなガラスの器を選び、館内で自身が撮影したい場所をそれぞれ探します。
ホームギャラリーやアートラボマーケット、ピアノの上、受付近くの窓際など、光の明るさや周囲の質感などをもとに、参加者それぞれの好みの場所を見つけていきました。
場所が決まったら、まずはデジタルカメラで撮影したいイメージを探ります。撮影者はファインダー越しに構図を決めて撮影し、他の参加者は撮影されたものをモニターで確認。モニターに映るモノクロで撮影されたガラスは、実物やファインダー越しにみえるカラーものとはイメージがガラリと変わります。三部さんと相談しながら、より撮りたいイメージに近づけていきました。
午後からは4×5(シノゴ)という大判フィルムカメラを使っての撮影です。普段はなかなか触れることのないカメラに、皆さん興味津々!デジタルカメラでの撮影とは違い、撮影したものを確認することができない1発勝負。そしてピントグラスには上下左右が反転されたものが映し出されます。皆さんは実物のガラスとピントグラス面上のガラス、午前に撮影したデジタルデータを見比べながら、三部さんと構図を決め、順に撮影していきました。
お互いの視点を共有しながら、参加者のそれぞれがじっくりとカメラやガラスと向き合い、満足度の高いワークショップとなりました。最後には、実はモチーフとして用意したガラスの中に山野アンダーソン陽子さんの制作したガラス(ワイングラス)が紛れていた!という種明かしも。1名の方が選んでいました!
三部正博さん、ワークショップにご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
「ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家」は9月23日(月・振休)まで開催中。
ミュージアムショップでは、三部さんの写真をあしらったTシャツやカレンダーなどの関連グッズも販売しています。
皆さまのご来場お待ちしています。
[参加人数 11名]