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美術館の日常のあれこれをお伝えします。

肥後象嵌による仏像宝冠と首飾りの展示がはじまりました

2024.10.25

肥後象嵌による仏像宝冠と首飾りの展示が、ギャラリーⅠ・Ⅱ入り口向かいのスペースにてはじまりました。
12月9日(月)まで開催しております。
展示物は撮影可能です。皆さまのご来場お待ちしています。

◇会期:2024年10月23日(水)~12月9日(月)
◇概要(あいさつより):
2019年、台湾の新北市にある千霞山海明寺が肥後象嵌士の稲田氏に、境内の聖観音菩薩像に飾る宝冠と首飾りの制作を依頼しました。予期せぬ新型コロナウイルス感染症の流行などがありましたが、完成の時を迎え、本年末にいよいよ台湾に渡ります。台湾への搬送を控え、千霞山海明寺から稲田氏に、熊本の皆様に宝冠と首飾りを見てもらう機会を設けてはどうかという提案がありました。そこで、国指定の伝統的工芸品である肥後象嵌の魅力を広く知ってもらう好機でもあるため、熊本市現代美術館の協力のもとに本展示を行う運びとなりました。
展示スペースには、宝冠と首飾りに併せまして、これまでに稲田氏が手掛けた作品もご紹介しております。肥後象嵌の美しく繊細な世界をお楽しみいただきますとともに、熊本と台湾の間に友好の橋がまた一つ掛けられますことを、多くの方に知っていただければ幸いです。

◇象嵌士・稲田憲太郎光秀氏による実演:
11月3日(日)以降の日曜日 11:00~16:00 (予定)
◇本展示に関する詳細問合せ :熊本市文化政策課
肥後象嵌による仏像宝冠&首飾りの展示。会場の様子

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