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美術館の日常のあれこれをお伝えします。

【報告】LOVE ファッション
やさしい英語で「おしゃべり鑑賞会」を開催しました

2025.02.16 , , ,

2月16日(日)に、「LOVEファッション—私を着がえるとき」関連イベントとして、
やさしい英語で「おしゃべり鑑賞会」・Art Viewing and Simple English Discussion を開催しました。
当館ボランティアのオリバー・エドワーズ(Oliver Edwards)さんを講師として、
参加者と共にやさしい英語での対話をしながら展覧会を鑑賞しました。

まずは会場序盤の<自然にかえりたい>のチャプターから。
黒を基調に紫や赤などの造花をたっぷりとあしらった、ヴィクター&ロルフによるドレスを観ながら、
「実際に黒色の花ってあるかな?」「ブラックチューリップなら知ってる!」など対話がありました。
ほかにも、プリントされた生地と刺繍が施された衣装などを見比べながら鑑賞していきました。

<自然にかえりたい>では、華やかな草花モチーフの衣装のほか、様々な動物の毛皮をつかった服を鑑賞。
「これはostrich(ダチョウ)の毛」「ガチョウは何だっけ?」「ガチョウはgooseだったね」など、
作品を通して衣服の特徴や動物の名称などについて、英語や日本語でやりとりしました。

<ありのままでいたい>のチャプターでは、松川朋奈さんの絵画作品を鑑賞しながら、何が描かれているのか、
どのような状況なのか、どのような人の気配を感じるかなど英語を交えながら鑑賞しました。
対話を重ねるうちに「描かれているプレートが裏表逆なのではないか?」という参加者からの発見もありました。

コム・デ・ギャルソンで知られる川久保玲による、小説『オーランドー』の解釈をもとに手掛けた
オペラの衣装の数々を前に、「私はこれを着られないなあ」というコメントも。
自分が装う想像をしながら実物を鑑賞できるのも、ファッションの展覧会の醍醐味です。

参加者からは「英語でのツアーで興味深かった。作品はよく分かるものと、理解できないものがあった」
「英語での解説が面白かった。またこのような企画をしてほしい」などの感想をいただきました。
この度は参加いただきありがとうございました。

【参加人数2名】

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