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美術館の日常のあれこれをお伝えします。

ビル景は、遠きにありて思ふもの。。

2019.04.07 , , ,

…大竹伸朗ビル景展関連イベント「あなたのビル景集めます。」より応募作品をご紹介します…

41歳の私がこれまで住んだことのある場所は、ビルが無いところばかりです。
1.福岡の田舎町(実家) 2.東海地方の田舎町(社員寮) 3.福岡市(ひとり暮し) 4.佐賀市(現住所)、以上の4ヶ所です。

3.福岡市に住んでいた期間(約7年間)が、唯一のビルがある生活でした。
西鉄沿線のマンション暮らしで、電車の音すら都市暮らしを演出してくれるアイテムとして心地よく感じていたように思います。
線路(高架)を見上げつつ歩く帰り道、特に月がでている夕暮れ時なんかは、ビルと電車と月、最高の景色でした。
結婚して佐賀市へ引っ越す時には、もうこの景色が見れなくなる、とビルの間に電車が走る夕暮れの景色を何枚も携帯カメラにおさめたものです。

あれから約6年、すっかりこの土地馴染んでおります。
若い頃は、都会への憧れが強く『いつか東京に住みたい』と漠然とした夢を懐いていましたが、いまは都市のビル群が眩しすぎて、、、
非日常の風景として楽しむのがちょうど良いのだと思えるようになってまいりました。
それでもやはり、ビルが建ち並ぶ大都会への憧れは持ち続けているのです。

ビル景は、遠きにありて思ふもの。。

(佐賀市在住/女性)

#あなたのビル景集めます。

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