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美術館の日常のあれこれをお伝えします。

4月14日(日)に、当館のホームギャラリーにて「千の音色でつなぐ絆プロジェクトTSUNAMIヴァイオリン公演 熊本の復興を願って―夢、希望、想いをこめて―」が開催されました。
公演タイトルにもなっている「TSUNAMIヴァイオリン」は、東日本大震災で発生した津波の流木や陸前高田の「奇跡の一本松」からつくられたもので、このヴァイオリンが奏でる音色に追悼の想いと復興への願いを乗せ、千人のヴァイオリニストがリレーのように弾きつないでいくというプロジェクトです。

公演の初めに、ヴァイオリンの制作者である中澤宗幸さんが、東日本大震災で経験した出来事や、「TSUNAMIヴァイオリン」の制作にまつわるお話などを紹介してくださいました。
お話の中で、ヴァイオリン制作で使われた、東日本大震災で発生した流木などを実際に見せながらご紹介していただき、参加されたお客様はお話に聞き入っていました。

そして、ヴァイオリニストの黒葛原康子さんとピアニストの吉田秀晃さんの、熊本出身のお二方の演奏が始まると、ヴァイオリンの深い音色とピアノの美しい音色に、会場は一気に引き込まれます。約14分間ほどの演奏があっという間に感じるほどの素敵な演奏に、演奏後、会場は大きな拍手に包まれました。

最後に「TSUNAMIヴァイオリン」に実際に触って演奏してみるちょっとした体験コーナーや、出演者の方との撮影会などがあり、ご参加いただいた皆さまの絆が、さらに深まることのできた素敵な公演となりました。

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