福岡在住の若手作家、浦川大志と名もなき実昌による二人展「終わるまで終わらないよ」の関連イベントとして、アーティストトークを開催しました。
本イベントでは、浦川さんが出品作について詳細に語ってくれました。
浦川さんは、インターネット上に流通している画像を参照しながら、風景をモチーフにした作品を主に制作されています。デジタルのペイントツールでの描き方をあえて絵具で再現するという、デジタル時代のペインティングについてのお話や、作品の縦横比がスマホ画面を象徴する縦位置の16：9になっていること、ゲームのフィールドのような地平線は、同時に災害後の風景とも自身の中で重なっていることなど、作品に込められた意図や手法に来場者の皆さんはとても興味を持たれていました。
こちらの大作はなんと1か月で制作されたとのこと！
そして、名もなき実昌(さねまさ)さんの作品についても、浦川さんが紹介してくれました。
本イベントに参加したお客様の中には、実昌作品が集積したインスタレーション《ネバー壁面》を鑑賞して、かつて昭和から平成に移ったときにメディアに大量の様々な映像が流れていた体験を思い出したという方もおられました。
浦川大志＆名もなき実昌 二人展「終わるまで終わらないよ」は、7月7日(日)までの会期。
いまという時代をとらえた作品の数々をぜひご覧ください♪
