大竹伸朗ビル景1978-2019展の関連イベントとして、「熊本ビル景さんぽ」を開催致しました!
ご参加頂いたのは 20代から60代の方々11名。
前半30分は展覧会会場を当館学芸員の坂本さんに解説案内して頂きながら巡ります。
会場に入ると大小様々なサイズ、色合いのビル作品が数多く並んでおり、
短い時間でしたが皆さん興味深く鑑賞され、大竹さんの人物像、作品の特徴、
使われている画材などの説明を受けました。
後半は講師として、熊本ビル部さんと一緒に美術館周辺のビルを巡ります。
※【熊本ビル部】とは、建築の専門家ではない・市民目線のビル愛好家として、
熊本を中心に、日々失われつつある貴重な近代建築に関わる情報の収集・まとめを行っていらっしゃいます。
まず初めにご紹介頂いたのは、鶴屋百貨店さんのルックイン・エスカレーター。
鶴屋百貨店さんを正面から見た時のガラス張りのエスカレーターの名前をその様に呼ぶそうで、
「ラインがクロスになっていてカッコいい。モダンで」と語られていました。
その他にも、エスカレーターの色合いや、普段見落としてしまいそうな階段や手すり、
イスなどもご紹介頂きました。
次に向かったのは美術館のお隣になるカトリック手取教会。
ケーキのデコレーションのような天井や、ステンドグラスなど建物内部から見学させて頂きました。
その他にも手取天満宮の鳥居や、近くのビル、上通アーケード界隈の建物など盛り沢山で、
ビルの見方が変わり、街歩きがより楽しくなるようなワークショップとなりました。