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美術館の日常のあれこれをお伝えします。

田中智之の解体新書展 関連イベント「タナパーを描こう」開催

2019.09.28 , ,

ギャラリーⅢで開催中の展覧会「田中智之の解体新書展」の関連イベントとして「タナパーを描こう」を開催しました。
タナパーとは建築物をX線で透過したかのような、青ペン1本で内部構造を表現する驚異的なパース画の事です。
今回はその「タナパー」を描く極意を教えて頂けるワークショップという事で、
キャンセル待ちが多く出るほど大変な人気でした。
講師として出品作家の田中先生をお招きし、アシスタントとして研究室の生徒さん3名もお越し頂きました。


初めに、田中先生によるタナパーのレクチャーが行われました。
タナパーの描き方から、「透かし方のコツ」「色の付け方」「太線の効果的な使い方」など
ホワイトボードに実際に描きながら説明して頂きました。

タナパーの描き方を学んだ後は、いよいよ実践です。
画板、画用紙、鉛筆を持ち、館内の好きな場所に移動して描きます。
みなさん思い思いの場所で、真剣に取り組まれていました。

その後、会場のキッズファクトリーにもどり、それぞれ描いたタナパーを見てまわりました。
短時間での制作でしたが、皆さん素敵なタナパーができていました。
最後に田中先生が実際にタナパーで使用されている「HI-TEC-C/HI-TEC-05(ブルーブラック)」を、PILOTさんから提供いただき、
皆さん大喜び。早速、ペン入れして描き味を楽しみました。
改めて、下書き無しの青ペンだけでタナパーを描く先生のすごさを実感した1日でした。

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