CAMKブログCAMK Blog

美術館の日常のあれこれをお伝えします。

豊田有希展ワークショップ「水俣まち歩き」

2021.03.16 , ,

豊田有希展の関連事業として、豊田さんがフィールドとする水俣の街をめぐるワークショップを行いました。
案内は水俣病センター・相思社の小泉さんです。まずは、エコパークみなまたの竹林園を抜け、百間排水口へ。


その後、水俣湾埋立地親水護岸へと向かいます。


1950年代に猫などの大量死が確認された茂道地区。湧水のある海岸には貝や海藻などを多く見かけることができました。


茂道の山手側にはみかん山が広がっています。そこで無農薬・無肥料による甘夏の自然栽培を目指して活動する
ガイアみなまたの高倉草児さん、鼓子さん兄妹。


最後は水俣病センター相思社内の水俣病歴史考証館で締めくくり。

晴天に恵まれ、絶好の街歩き日和でした。豊田さんや小泉さんも、初めは「よそ者」として水俣を訪れ、
その歴史の重さと同時に、豊かな自然や人のあたたかさに惹かれて移住し、自分なりのやり方で土地に向き合っています。
その爽やかな姿を目にして、未来への希望を感じると同時に、私たちも学び、考え、行動していこうと思わせてくれるような、
素晴らしいツアーになりました。

カテゴリ別一覧Categories

月別アーカイブArchive