GIII vol. 139「シーリングファン」
[BGM演奏]宮内優里「換わる音、漂う音」②
2021.04.18
2021年 , シーリングファン , 【展示】ギャラリーIII / シーリングファン , 宮内優里
GIII vol. 139 本と人と作品の空間を考える04「シーリングファン」のイベントとして、宮内優里さんによるBGM生演奏を行いました。
ギャラリーIII(展示室)とホームギャラリー(図書室)の二つ空間を会場としている「シーリングファン」。
前日の4月17日はホームギャラリーを会場に行い、2日目の4月18日はギャラリーIIIが会場になりました。
ギャラリーIIIでは、もともとホームギャラリー付近にあった浜田知明の《Serpentの門》が出迎えます。会場内には大津英敏《フランス物語》、野田哲也「日記」、山本糾《Garden 22》、舟越桂《不思議な話》といった作品がならび、作品集や絵本、マンガなどの本も少し開架しています。
イベントは日曜日の昼前の気分のように、ゆっくりとはじまりました。昨日とほとんど同じ楽器でのBGM演奏ですが、空間が変わるとまた違うBGMが流れました。
途中、BGMの音の出どころが気になった子どもたちとのワークショップのような一面も。
自分で宮内さんの楽器(バードコール)を鳴らしてみて、その音を聴くことをひたすら繰り返して、多重録音に興味津々。楽しそうな笑い声も自然なBGMとして流れました。
4時間の間に、人も入れ代わり立ち代わり、音もどんどんと入れ換わっていきました。
最後は時間の重なりが感じられるようなBGMとなり、空間全体が音楽に浸るようになりました。
記録動画はこちら
【参加人数86人】
GIII vol. 139 本と人と作品の空間を考える04
シーリングファン
会期:2021年 4月7日(水)–6月6日(日)
会場:熊本市現代美術館 ギャラリーIII +ホームギャラリー*入場無料
BGM:宮内優里(作曲家/音楽家)