本日は2本立てで、前半はおひとりに30分間じっくり朗読していただき、
後半は、現在開催中の展覧会「渚・瞼・カーテン チェルフィッチュの〈映像演劇〉」展に
関連したテーマ「渚」に基づき詩作を発表しました。
前半は藤子さんがご自身の詩集の中から朗読されました。
故郷の土地や人への愛しさや、変わりゆく姿への寂しさなど、
常に揺れ動く故郷への想いをお話しして下さいました。
後半は飛び入り参加2名を含めた11名の方が詩を発表。
今回のテーマに思い入れのある方が多く、そのため詩の制作に苦悩されたという声もお聞きしました。
海と陸との狭間という「渚」の特徴から生と死の世界、
二つのものの間で揺れ動く心情を朗読される方もいれば、
「渚」にまつわる思い出を朗読される方もいらっしゃいました。
それぞれの方の思い描く「渚」を散歩させていただいたような気分になる、
時間の流れのゆったりとした朗読会でした。
次回は6月28日(木)18:00~、テーマは「劇場」です。ご来場お待ちしております。