LEGOブロックで段差を解消？
そんな実証実験を兼ねたワークショップを開催しました。

この企画を考えたのは、車椅子ユーザーの市民、民間団体と熊本市がつくるWeDOくまもとさん。今回、美術館もワークショップの進め方など相談しながら準備を進め、20組以上の応募の中から、8組の親子連れの皆さんに参加していただきました。
これは、街なかにあるちょっとした段差も、実は車椅子やベビーカーで乗り越えるのがとても大変！というお悩みゴトを、皆さんの要らなくなったLEGOブロックで解決しよう！というアイディア。
段差の高さに対するスロープの長さや強度設計は、熊本市役所の技術やさんや、大学の先生なども協力して、実際に使えるものとして設計してあり、その通りにつくらなければならないのですが･･･、色も大きさもさまざまなLEGOブロックは組み合わせ方によって全く違った仕上がりになります。日比野館長も途中からは自分のスロープづくりに没頭！
くまモンや国旗、色の取り合わせの美しいモノまで、個性豊かなスロープができあがりました。
自らも車椅子ユーザーでWeDOくまもとの代表の長江さんが実際に利用してみて、安全を確認。完成後は、今回のスロープを創ってくれた子どもさんと一緒に、市長と長江さんから、新市街アーケードにある映画館に贈呈させていただきました。

創るのも楽しいし、カラフルできれいだし、何よりできあがったモノが誰かの役に立つって嬉しいですよね。
心の段差を自然となくしてしまう、こんな取り組みが、これからどんどん増えていけば良いなと思いました。