ひびのこづえ展関連イベントとして、音楽のワークショップ(講師:小野龍一さん)を開催しました。(7月2日:1630~、3日:1530~)
ダンス・パフォーマンス「ROOT:根」の作曲家である小野龍一さん。今回のワークショップは、「ROOT:根」の楽曲のひとつ「さよならダーウィン」をピアノ演奏するところから始まりました。
実験音楽が専門の小野さん、「ワークショップはピアノをテーマに行います」と、会場の真ん中にピアノを設置。ピアノの弦の上にビニールボールを入れて演奏してみたり、側板を叩いてみたり、いつもと違う音を鳴らす様子に、参加者もびっくり、興味深そうに参加していました。
「交響曲をつくります」とのことで、自分の拍子のタイミングを決めて、グループの皆でピアノの側板や底を叩いて、音を鳴らします。ピアノに不思議な共鳴が起こり複雑な低音が発せられました。あとで聞いたところによると、「ホラー映画の音響に使われていることがあります」とのこと。納得です。
最後に、ボールを弦に置いたり色々カスタマイズしたピアノで、もう一度「さよならダーウィン」を演奏。古いオルゴールのようなかすれた金属音が混じる魅力的な音で演奏されました。
小野さんより「僕は専門家です、家や学校では真似しないでね!」と約束が伝えられ終了。新しい音楽体験ができた大満足のワークショップでした。