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美術館の日常のあれこれをお伝えします。

今回の「ひびのこづえ展」では、ショップに入ってみていただくと、少し雰囲気も変わっているかなと思います。7月2日からは、展覧会と連動したワークショップも元カフェのスペースなどでいくつかはじまります。

プレオープニングイベントとして先駆けて行う、ひびのこづえ×ヤマダアオイ×小野龍一によるダンス・パフォーマンス「ROOT:根」のように、「ひびのこづえ展」では、展示物+展示をつかったパフォーマンスがあり、「もの」だけではなく出来事が起こっていきます。そこには、空間の表現、音楽、人間にまとわれたコスチュームが付随していきます。「もの」だけではなく、「ひと」「こと」と連動した作品です。

熊本市現代美術館は秋に開館20周年を迎えます。ショップと元カフェは、「ART LAB MARKET」という空間に仕立てていく予定です。その先駆けとして、「ひびのこづえ展」では、ワークショップなど参加性のある様々な展開を「ART LAB MARKET」として予定しているスペースの中で試みています。これまでとはまた違った展覧会であり、アートとの接し方、美術館での時間の過ごし方があるということを強調したい展覧会だと思います。

日比野克彦

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