第34回熊本市民美術展 熊本アートパレード

第34回熊本市民美術展 熊本アートパレード

出品受付:
2022.12.24(土)・ 2022.12.25(日)
展覧会期:
2023.1.7(土)〜 2023.1.22(日)

15歳以上(中学生は除く)の熊本市在住・在学・在勤者または熊本市出身者なら誰でも無審査で出品することができるアンデパンダン形式の公募展です。

基本情報

テーマ

20(にじゅう)

出品受付

2022.12.24(土)・ 2022.12.25(日)各10:00 ~ 17:00

展覧会期

2023.1.7(土)〜 2023.1.22(日)

休館日

火曜日

開館時間

10:00 ~ 20:00(展覧会入場は19:30まで)
※最終日は17:00閉場

会場

熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ・Ⅱ

主催

熊本市現代美術館[熊本市、公益財団法人熊本市美術文化振興財団]

入場料

無料

審査員

日比野克彦(熊本市現代美術館館長/東京藝術大学学長)

プレス・リリース

Art Kiss Letter

審査員プロフィール

日比野克彦

日比野克彦(ひびのかつひこ)

熊本市現代美術館館長(第1回熊本アートパレード審査員)
1958年岐阜市生まれ。東京藝術大学大学院修了。
大学在学中にダンボール作品で注目を浴び、国内外で個展・グループ展を多数開催する他、パブリックアート・舞台美術など、多岐にわたる分野で活動中。近年は各地で一般参加者とその地域の特性を生かしたワークショップを多く行っている。東京藝術大学学長、岐阜県美術館館長も務める。

作品募集要項

テーマ

「20(にじゅう)」

熊本市現代美術館は、今年、開館20年の節目を迎え、新しい+1(プラスワン)に踏み出します。
20年と言えば、生まれたばかりの子どもも、立派な大人になる年ごろです。
それを記念して、今回のテーマを「20」(にじゅう)としました。

「20」(にじゅう)という言葉は、意外と幅広く解釈できて、
「二十」もあれば、「二重」もあるかもしれないし、
その中には「自由」だって含まれています。
あなたにとって「にじゅう」とは?
あなたが着想したイメージをぜひ作品化してください。
2回目の審査となる今回は、より果敢なチャレンジを受け入れるために、
平面のサイズ規定を一回り大きくしました。

力作をお待ちしています。

日比野克彦

応募資格

15歳以上(中学生を除く)の熊本市在住・在学・在勤者または熊本市出身者

部門・規格

[平面部門](洋画・日本画・版画・デザイン・写真・書など)
  • 形式①:130cm × 130cm以内
  • 形式②:170cm × 50cm以内
  • ※ヒートンなど展示に必要な金具をつけ、展示可能な状態としてください。
  • ※作品の表面保護が必要な場合はアクリルを使用してください(ガラス不可)。
  • ※額サイズ含む。規定サイズ内ならば、連結された組作品も可。
[立体部門](彫刻・工芸など、ただし生け花を除く)
高さ、幅、奥行ともに100㎝以内で、重さ50㎏以内。
[映像部門]
上映時間は20分以内で、スクリーンサイズは50インチ以内。
  • ※モニター及び再生用機器は各自用意し、受付の際に機器再生の手順書を添付してください。

出品点数

1部門につき1点まで

注意事項

  • ① 材質、形状、技法は基本的に制限しませんが、虫害やカビなどのおそれのあるものの使用は禁止します。例:食品、生花、ドライフラワー、流木、土等。
  • ② 作品の安全性・衛生上の問題や公序良俗に反する点が認められる場合は、出品をお断りすることがあります。
  • ③ 展示・設置場所に関する異議は受けつけません。
  • ④ 出品は1年以内に自身が創作した作品で、かつ受賞歴のないものに限ります。

募集要項・応募用紙

熊本市現代美術館・熊本市役所・各区役所・各まちづくりセンターなどに、募集要項・応募用紙を設置しております。また、以下のPDFファイルをプリントアウトして使用することも可能です。その際には、応募用紙(下記PDF3番目)はかならずA4サイズで出力してご利用下さい。

※PDFファイルの閲覧・印刷には無償のAdobeReaderが必要です。(AdobeReaderダウンロードへ

出品受付

出品受付日時

2022年12月24日(土)・ 25日(日)[2日間]各10:00 ~ 17:00

受付場所

熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ
※びぷれす熊日会館3階の熊本市現代美術館の正面玄関よりお入りください。
※車をご利用の場合は近隣の駐車場をご利用ください(提携の駐車場はありません)。

出品方法

【1出品申込書】と【2出品票】にご記入のうえ、切り離さずに受付までご持参ください。書作品を出品される方は、釈文を必ずお書きください。

出品に関する諸注意

  • ※出品者の方は会場にてお名前(ペンネーム可)と作品名を、入賞者の方はお名前(またはペンネーム)、作品名、作品画像を報道に公表します。
  • ※来場者による出品作品の撮影およびSNS等への投稿を許可します。
  • ※ご記入いただいた個人情報は厳重に保護・管理します。公的機関から法令に基づき、開示を求められた場合を除き、情報を外部に公開することはありません。
  • ※お預かりした作品の保管については充分な注意を払いますが、天災などの不可抗力による事故の場合は責任を負いません。

  • アートパレード大賞(熊本市賞):1点(5万円、賞状)
  • 熊本市現代美術館賞:1点(3万円、賞状)
  • 審査員特別賞(日比野克彦賞):1点(3万円、賞状)
  • 井手宣通賞:1点(3万円、賞状)
  • 優秀賞:5点(各1万円、賞状)
  • 奨励賞:10点(記念品、賞状)
  • オーディエンス賞:1点(「坂口恭平展」ペア招待券)

作品返却

作品返却日時

2023年1月22日(日)17:00 ~ 19:00
1月23日(月)10:00 ~ 13:00、16:00 ~ 19:00

返却場所

熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ

返却方法

受付時にお渡しする【返却書】をご持参ください。
指定の返却日時に必ずお引き取りをお願いします。お引き取りがない場合は、着払いにて返送します。

審査員講評

 本年度は熊本市現代美術館が開館して20年目の節目となることから、テーマを「20(にじゅう)」としました。今回、「20」というテーマに対する様々な作品としての応答を見せていただきました。上位入賞作品の特徴は、テーマを直球でとらえたというよりも、「20」をコンセプトや作品づくりのきっかけにして、そこから展開された作品を選定しました。ゆえにパッと見ただけではわからないものもあるかもしれません。
 入賞作品の中には、例えば「20秒で描いた作品」や、「20年前の自分の作品とコラボしたもの」など、柔軟な発想や意外性があって驚きました。こういう着眼点をもって、実際に手を動かして描いてみるというのはとても大事です。上位4賞はその中でも個性が際立っていました。大賞は16歳という時でないとできない作品でしょう。おそらく綿密に形をスケッチするわけでなく、新聞紙やガムテープなど身近な素材を使って、アイデアから一気に作りきったエネルギーが感じられます。その他にも技術の高い作品、自分の過去の心象に思いをはせた作品、また障害のある当事者の家族の視点から見た作品など多様性がありました。
 私自身も作品を制作したり、あるいは社会的な課題に対してアートを通して向き合う時に「心が動く瞬間」というものを大事にしています。その気づきを、ほんの少しの勇気をもってかたちや言葉で表してみることで、他者や世界と対話し、つながっていくことができるのではないでしょうか。

熊本市現代美術館長 日比野克彦

入賞

アートパレード大賞(熊本市賞):
帰り梅雨。《Eros 菩薩》
熊本市現代美術館賞:
堀川仁彦《what came out from 20 20から出て来た物》
審査員特別賞(日比野克彦賞):
内田満男《20のスペクトラム(連続体)》
井手宣通賞:
大淵裕佳里《20歳に見た夢》
優秀賞:
  • 志見祥《カーブミラーに映る自分》
  • 服部ちか子《デュエット》
  • 上條睦子《わかるかな ~熊 vege 20~》
  • ゴブリン《orto2》
  • Rin《重なり合う大三角とダイヤモンド》
奨励賞:
  • 前田積男《釣れたら二重の喜び》
  • 永田剛《二重生活をする男》
  • 吉本伴江《わっ ふえてる》
  • 加藤滋《気球》
  • 山口紗瑛《20歳の彼》
  • 大畑義弘《二重三重に見えにくい手》
  • 東堤愛依璃《wear》
  • 中村太湯《絲(人の出会いは不思議)》
  • 冠夏輝《音(sound)》
  • 内山佳恵《軌跡》
オーディエンス賞:
  • ※ 2023年1月7日(土)から15(日)まで、来場者による投票を受け付けます。

総出品点数

230点(平面部門190点、立体部門39点、映像部門1点)