「BON KUMA HON 2024 vol. 10」企画の一つとして、座談会「みんなで語る図書館の思い出」を共催しました。
熊本の本に関わる有志によって開催されてきた熊本ブックフェスティバル「BON KUMA HON」(本熊本)。10回のテーマは「場所」ということで、本がある場所の一つ「図書館」について語る座談会が企画されました。
自己紹介ののち、生まれて初めてどこで「本」に出会ったのか、その遭遇が語られました。そして、その場所でどんな本に出会ったのか、具体的な本の名前が飛び出し、他の参加者からも様々な反応がありました。
参加者の年齢はそれぞれでしたが、流行り廃りに関係なく、長く本を管理している図書館だからこそ、世代を超えて共通の本を手にする機会が生まれているのかもしれません。
終始、とても和やかな雰囲気の中で参加者の方々がそれぞれの思い出を語り、他の方も思い出すように想像して耳を傾ける座談会となりました。
会場となった当館のホームギャラリー(図書室)を囲っている本棚作品《Library for Human Use》も、作家のマリーナ・アブラモヴィッチが幼い頃に食器棚で本を読んでいたという思い出に基づいて制作した作品です。
今回の座談会のように、当館のホームギャラリー(図書室)も誰かの思い出になっていることを願います。
【参加人数8人】