日比野館長が、熊本大学キャンパスミュージアムシンポジウムに登壇しました。
テーマは、「共生社会をつくるアートコミュニケーション」。
日比野館長が学長を務める東京藝術大学と熊本大学が、アートの力を活かして、地域課題の解決を図るため、同日、連携協定を締結したことを記念してのシンポジウムとなりました。
シンポジウムでは、藝大が行っているケアとアートを掛け合わせた履修プログラムや、熊本市の文化顧問として美術館と連携して行っているご用聞き、市職員へのアート思考を育む研修などについて紹介。
誰かの気持ちを動かすことが得意なアートの力を活かせば、地域課題も解決できるのではないか、誰もが「誰も取り残したくない」という気持ちになれば、社会も大きく動き出すのではないか。そのような仮説の元、誰かの心をより良い方向に動かすために、市民に対して、薬ではなく人との繋がりを処方する「文化的処方」という新しい考え方に、熊大と藝大が連携して取り組んでいこうという決意表明に、県内外から来られた100名を超える聴衆が耳を傾けていました。