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美術館の日常のあれこれをお伝えします。

「おはなし聞き描き〜職員の心に寄り添う対話②」―秋津まちづくりセンターでの熊本版文化的処方の実践

2026.10.08 , ,

前日に続き、秋津まちづくりセンターで行われたワークショップには、地域担当職員をはじめ、児童館や図書館、公民館の庶務担当、若手職員など様々な立場にある職員7名が参加しました。

安否確認のため地域を駆け回ったこと、児童館で遊んでいたお母さんと子どもたちに「ダンゴムシ」のポーズをしてもらって安全確保と心身のケアへの気配りを続けた時間、現場と本部との板挟みになる葛藤や緊急時のシフト調整の難しさなど、それぞれの現場での苦労が語られました。

一方で、テントに入るときに躓かないように段ボールでスロープを作るなど避難者の居心地に気を配りながらも、他県からの応援チームへの感謝を話す姿や、採用2年目ながら避難所運営にあたり、不眠不休で奮闘した若手職員を労わる先輩の姿には、日頃から支え合うチームの在り方が感じられました。

この日、古川さんが描き留めたのは、ダンゴムシの姿勢や日常を求めて来た親子の気を紛らわせたトマト収穫、段ボールスロープや揺れるトラック、脚が折れた机や成長する若手を象徴するモチーフなど。昨日とは色彩も印象も違う一枚になりました。それぞれの記憶が重なり、さまざまな思いを共有した時を経て完成した絵を囲む時間には、一段と空気が和らいでいくように感じられました。

「心の復興」とは何かー「支える人の心に寄り添う」熊本版文化的処方の新たな可能性を実感した時間でした。

日時:令和8年10月8日(木)

場所:秋津まちづくりセンター

講師:岩崎千夏(熊本市現代美術館 文化的処方推進室長)、古川実季(アーティスト・東京藝術大学特任助手)

対象:秋津まちづくりセンター 職員7名

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