12月のGreat Composer Memorial Series「サン＝サーンス」に続いて、
アストル・ピアソラをオマージュしたコンサートを開催しました。
アルゼンチン出身のバンドネオンの名手、作曲家であるアストル・ピアソラは今年で没後30年目となります。
伝統的タンゴを根底にクラシックやジャズの要素を取り込んだピアソラの音楽を、
彼が長年にわたり活動した五重奏のスタイルはもとより、様々な楽器編成でお送りしました。

1曲目は、映画の為に作曲された「昔々(アヴェ・マリア)」。
穏やかな始まりから、タンゴの情熱や緊張感、甘美が感じられる「ル・グラン・タンゴ」など全9曲が演奏されました。

そして、コンサートのタイトルにも使用させていただいた「ブエノスアイレスの冬」。
哀愁漂う曲の中で、時折奏でられる柔らかく美しいメロディーに心が揺さぶられました。

最後は、ピアソラの代表作品「リベル・タンゴ」を
アコーディオン、ヴァイオリン、ピアノ、チェロ、コントラバスの五重奏でお届けし、会場に沢山の拍手が響きました！

『ブエノスアイレスの四季』は、ストリートアートプレックスで4部構成の企画で春・夏・秋に開催予定です。
どうぞお楽しみに♪

《曲目》
1) Tanti Anni Prima (Ave Maria) 〜昔々(アヴェ・マリア)〜
2) ヴァイオリンとコントラバスのための5つのタンゴより
･J’attends (Se Fue Sin Decirme Adios) 〜さよならも言わずに〜
･Saint Louis en L’Ile 〜サン=ルイ島〜
3) Le Grand Tango 〜ル・グラン・タンゴ〜
4) Invierno Porteño 〜ブエノスアイレスの冬〜
5) Chiquilin de Bachin 〜バチンの少年〜
6) Michelangelo 70 〜ミケランジェロ 70〜
7) Milonga del Ángel 〜天使のミロンガ〜
8) Liber Tango 〜リベル・タンゴ〜