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美術館の日常のあれこれをお伝えします。

「『段々降りてゆく』展における外山恒一展示検討の記録」を公開しました

2022.03.31 ,

「段々降りてゆく――九州の地に根を張る7 組の表現者」展は、2021年に熊本市現代美術館で開催したグループ展です。展覧会担当者は、本展の企画段階において「自らの生きる環境に根差した問題意識を持ち、主体的な活動を行う同時代の表現者」として、8組の表現者を選出していました。しかし当館は、そのうちの一名であった「政治活動家」の外山恒一氏について、約半年にわたる美術館内での検討の末、出展を見送りました。

当館では、これからの公立美術館の展覧会のために、この検討経緯についてまとめ、記録集を制作しました。公立美術館における展覧会の意味とは何か、そのための説明責任や意識の共有などの重要性について考える際のヒントとなれば幸いです。
「段々降りてゆく」展における外山恒一展示検討の記録

https://www.camk.jp/about/book/artgamadas/journal/

 

「段々降りてゆく――九州の地に根を張る7 組の表現者」展覧会ページ

https://www.camk.jp/exhibition/dandan/

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