【報告】「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」
[レクチャー]小形道正
2020.02.01
ドレス・コード? , 2019年 , 【展示】ギャラリーI、ギャラリーII / ドレスコード , 京都服飾文化研究財団
開催中の「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」企画者のうち、小形道正さん(京都服飾文化研究財団アシスタント・キュレーター)によるレクチャーを開催しました。
開幕初日に行ったほかの企画者2人によるレクチャーでも明かされた通り、現在の13のドレスコードになる前は三部構成だったことについて、その原案が話されました。
出品作品での例も取り上げながら、I. ヴェトモンのショーのテーマにもなっている「ステレオタイプ」 II. そのステレオタイプという型を逸脱していく「脱ステレオタイプ」 III. ゆくゆくステレオタイプ化されていくかもしれない「原ステレオタイプ」という3つのステレオタイプ、そしてその循環の話がありました。
レクチャー後、会場からは小形さんが専門とする社会学の視点も踏まえた質問が多く寄せられました。
展覧会企画者による2回目のレクチャーは、社会現象としてのファッションへのアプローチについて考える機会になりました。
【参加人数23人】
会期:2019年12月8日(日)~ 2020年2月23日(日)
会場:熊本市現代美術館 ギャラリーI・II
特設ウェブサイト:https://www.kci.or.jp/special/exhibitions2019/